坂本哲志の発言 (予算委員会)
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○坂本委員 大臣おっしゃるとおりだと思います。
民間団体の方もなすすべがなかった、非常にやはり困惑していたということで、それで、当初七団体だったものが一団体それから抜けるというような事態にもなったと思いますので、十分な制度設計をこの一年をかけて行っていただいて、そして、最終的には、あのとき延期をしてもう一回制度設計をやり直してやはりよかったと言われるような英語についての大学の入試制度にしていただきたいということをお願い申し上げたいと思います。
続きまして、首里城のことにつきましてお伺いをいたします。
十月三十一日未明でございます、沖縄首里城が炎上をいたしました。朝のテレビで焼け落ちる首里城正殿の映像を見ながら、以前読んだことのある本の一節を思い出しました。その本は、石光真清という熊本出身の軍人が書いた「城下の人」という、熊本城が炎上するときのことを書いた手記でございます。この「城下の人」というのが、その復刻版でございます。
明治十年二月半ばでございますけれども、薩摩の西郷軍が二万五千人の大軍を率いて熊本に迫っているという情報が広がりますと、熊本城下は騒然となります。そのような中で、二月十九日午後三時前ぐらいでしょうか、突然、熊本城天守閣から火の手が上がります。当時十歳でありました石光真清がその光景を後に手記として書き、そして遺族の方がその手記を昭和十八年に書物として出版をされました。一九五八年、昭和三十三年には、この本は毎日出版文化賞も受賞をしております。迫真の記述がございますので、少し読ませていただきたいと思います。
お城に火がついたぞと叫ぶ声が聞こえてきた。おお炎々と燃える天守閣。窓からすさまじい火炎を吹いて、強風が黒煙を竜巻のように、空高く巻き上げ、城下の町々へ火の粉を降らしている。強風にあおられて火勢はますます募るばかりである。しばらくすると天守閣全体が、一つの火の塊となって昇天するかのようである。みんな、ともに泣いているのである。中には拳で涙を拭いながら、おいおい声を上げて泣いている立派な士族もある。道に土下座して合掌し、念仏を唱える老人もあれば、土下座したまま立つ気力もなくなって、恐ろしいことでございますと身を震わせている者もある。父も泣いた、私も泣いた。弟の次太郎も大声を上げて泣いた。あふれる涙で曇る目を開いて、次第に焼け落ちていく天守閣を眺めていたという、これは断片的でありますけれども、今読ませていただきました。沖縄の皆さん方も、これと全く同じような、そういう感情をお持ちだったというふうに思います。
お城といいますのは、地域の、地方のシンボルであります。心の支えでもあります。それが焼け落ちるという姿を目の当たりにするということは、まさにみずからの心が、みずからの体が焼かれていくのと同じ気持ちになるということであります。
沖縄の方々、県民の皆さん方のためにはもちろんでございますけれども、琉球王朝の存在をしっかりとやはり知らしめるために、また、地方創生や地域の活性化のためにも、国が強力に支援をして、一日も早い再建を果たすべきであると考えております。
安倍総理にその決意をお伺いをいたしたいと思います。