赤羽一嘉の発言 (国土交通委員会)
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○国務大臣(赤羽一嘉君) 今日、まず、初めての発言でございますので、改めまして、今般の台風十五号、十七号、十九号、そしてその後の大雨災害によりまして尊い犠牲となられました皆様に心から御冥福を送りたいと思います。また、被害を受けられた全ての皆様にお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復旧復興に全力を尽くしてまいることを表明させていただきます。
今お話のありましたこの八ツ場ダムの件につきましては、振り返りますと、台風十九号のその日の真夜中の一時半ぐらいに五道局長から相当深刻な電話が、連絡がありました。ひょっとすると、このままでいくと利根川が越水してしまうかもしれないと、大変な状況になるかもしれないという緊迫をした状況が続いたわけでございますが、結果としてその最悪な状況は免れたということでございます。
そのことを振り返りますと、今御質問の中にあったとおりでございますが、八ツ場ダムでは、この十月一日から試験湛水というオペレーションを始めていたということもありまして、結局、最終的には七千五百万立米の洪水を貯留することができたというふうに認識をしております。加えて、既設の六つのダムと試験湛水中の八ツ場ダムとで、合計約一億四千五百万立米の洪水を貯留することができました。
これら七つのダムの洪水貯留による水位低下量につきましては、これは幾つかの仮定を置いて試算した速報値ではございますけれども、利根川における治水の基準点である八斗島地点において約一メートルと想定しておりまして、こうしたこれまでに整備をされてこられたダム群が一定の効果を発揮したものと考えておるところでございます。
私も、十一月二日に八ツ場ダム、実は初めて視察をさせていただいたときに思ったことは、あの大きなダムを造るに当たって四百七十世帯の方々がふるさとを離れなければいけなかったと、ある意味で大変な犠牲を払われて御協力をいただいたということに本当に心から敬意を表しますとともに、改めて、そうした先人の御苦労と関係者の皆さんの御尽力があって、今回こうした最悪の事態を免れたということは大変良かったというふうに思っております。
このことを更に新たな教訓として、更なる大きな災害が来ることも想定されるわけでありますから、気候変動による災害の甚大化、頻発化に耐え得る防災・減災対策をしっかり取らなければいけないと、こう決意を新たにしたところでございます。
以上です。