西村祐二の発言 (文教科学委員会)

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○参考人(西村祐二君) やはり自分の人生を懸けて人の人生に向き合うという、これは何物にも代え難いです。そのためには、やはり私生活の時間で自分が充実した時間を過ごして、こんなところに旅行に行ったよですとかこんな経験したよということを生徒に伝えていって初めて人というのは成長していくものだと感じています。それが、今は私生活も含めて本当にゆとりのないような状況に置かれている中で、そういった魅力の部分というのがなかなか感じられないようなこともあるのかなと思います。
 大学生たちに聞いても、やはり、何でこんな変形労働時間制なんかやろうとしているのという、政府は改善する気がないんだなと感じていますですとか、それから、そもそも大学生というのはブラックな職場というのにすごく敏感になっています。就職先を決めるに当たって、まずはそこがブラックかそうでないかというのを検索すると。
 そういった中で、やらなければいけないものでもうきゅうきゅうになっている教育現場というのは、仮にそういった人と人との触れ合いを通じて自分も成長できるとか、そういった魅力は現にあるとしても、それを上回るだけのマイナスが強いんだということです。
 大学生がとにかく最近いろんな声を上げてくれていますので、一点紹介しますと、現段階でも労働環境が悪いとされているのに変形労働時間制の導入は論外だと思います、ブラック企業、ホワイト企業の有無が職業選択における大きな決定要素であり、職業の選択肢が非常に増えてきている中、教員が選ばれないのは至って自然だと思います、こういうふうに言っております。
 ですから、まずは、この私生活を奪われてやらなくてはならない業務でいっぱいになっているという、ここに向き合わなければ、夏休み十分にゆとりがあるよという、教職だけはこういった特殊なすてきな部分があるよということを幾ら強調されても、もう倍率は回復しないと思います。

発言情報

speech_id: 120015104X00520191128_096

発言者: 西村祐二

speaker_id: 4919

日付: 2019-11-28

院: 参議院

会議名: 文教科学委員会