河野太郎の発言 (安全保障委員会)
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○河野国務大臣 自衛隊法の第八十三条第二項に規定をする災害派遣は、天災地変その他の災害に関して人命又は財産の保護のために行うということでございますが、感染症の蔓延防止につきましても、自然災害への対応と同様、事態やむを得ないと認められる場合には災害派遣の対象となるものだと考えておりまして、委員おっしゃいましたように、これまでは豚コレラとか鳥インフルエンザとか、そういう、どちらかというと動物の感染症に関して自衛隊が出てまいりましたが、今回は人間の感染症でございまして、特に人命を守るために、より必要性は高いのではないかというふうに考えているところでございます。
今回は、中国でまだ、新型コロナウイルスが武漢を中心に蔓延をし始めてきたということで、一つは、チャーター便で邦人に帰国をしていただく、その際に看護官を派遣をいたしました。
もう一つは、ダイヤモンド・プリンセス号が、中で既に感染症が発生しているのがわかった状況で横浜に入港してまいりまして、検疫ですとか、船の中での生活支援あるいは感染者の輸送支援といったニーズが出ているのが極めて明らかでございましたので、このさまざまな支援業務に当たるというのは、国内にこうしたコロナウイルスが蔓延するのを防止する、そういう意味で必要であったというふうに考えております。
チャーター便にいたしましても、このクルーズ船にいたしましても、都道府県知事の行政の範疇とはなかなか言いがたいものでございますので、要請を待っているいとまがないままクルーズ船がもう入港しておりましたので、自主派遣という形でやらせていただきました。自衛隊というこの組織、自律的に動ける組織という強みを生かして、政府全体の取組に貢献することができたというふうに考えております。
また、今回は、海外からの帰国者へのPCR検査をかなり数多くやらなければいけないという状況であり、また、このPCR検査の結果がすぐには出ないものですから、どこかに一晩泊まっていただかなければいけないということで、PCR検査の業務の支援、あるいは輸送支援といったニーズがございます。今回も羽田、成田という国際空港でございましたので、知事の御要請を待つ前に自主派遣という形で災害派遣に当たらせていただきました。しっかりと感染防止に自衛隊としても協力してまいりたいと考えております。