河野太郎の発言 (安全保障委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○河野国務大臣 二〇一七年ですか、北朝鮮が盛んにミサイルを発射し、北朝鮮の撃ったミサイルが日本を飛び越えていく、そういう時期がございました。そのときに、北朝鮮のミサイルから国土を防衛する、そういう議論の中でイージス・アショアを配備をする、その配備に当たっては、国土全体を守るために秋田県並びに山口県に配備をするのが防護範囲の観点から一番望ましいということで、このイージス・アショアのプロジェクトが動き出したわけでございます。いまだに北朝鮮は日本を射程に入れる弾道ミサイルを多数持っておりますので、その判断については正しかったというふうに思っております。
 この配備を進めるに当たりまして、山口県のむつみの演習場というのが候補地でございました。むつみの地元の皆様から、このむつみの演習場の中にブースターを確実に落とす、そういう御要請があり、我々も、そのようにしてまいりますという説明をしてまいりました。
 当初は、イージス・アショアのシステムを、ソフトウエアを改修することでこれが果たせるというふうに認識をして準備を進めておりましたが、どうも、そのむつみの演習場という場所に確実に落とすためには、ソフトウエアの改修だけでは確実にできると言いがたい、そういう話になりまして、ハードウエアを改修しなければ確実に落とすということが実現できないということになりました。
 ハードウエアを改修をする、つまりミサイルを改修をするということになりますと、SM3ブロック2A、日本側で一千百億円を負担し、アメリカで同額、あるいはそれ以上の負担をしたわけでございますので、二千億以上の費用があのミサイルの改修にかかっておりますし、十年以上の歳月がかかっているわけでございます。
 今回、ミサイルの改修ということになりますと、同じようなコスト、期間がかかるということになりますが、同じコストと期間をかけて、ミサイルそのものの能力が上がるわけではなく、ブースターを確実に定められたところへ落とすということだけでございますので、このコスト、期間を考えると、それは合理的な判断とは言えないと言わざるを得ない、そう判断をしたわけでございます。
 秋田の方は、二十カ所の再調査をした上でゼロベースで判断をするということにしておりましたが、むつみの演習場でこうした判断をするということは、当然に秋田の方のプロセスも停止せざるを得ないということになりましたので、昨日、このイージス・アショア配備のプロセスをとめる、今後についてまず安全保障会議で議論をいただく、そういうことを申し上げた次第でございます。

発言情報

speech_id: 120103815X00520200616_005

発言者: 河野太郎

speaker_id: 11808

日付: 2020-06-16

院: 衆議院

会議名: 安全保障委員会