茂木敏充の発言 (外務委員会)
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○茂木国務大臣 新型コロナウイルス感染症は、現在、百八十四の国・地域で約百五十三万人の感染が確認をされ、そのスピードも加速をしているわけであります。
最初、十万人に感染者が拡大するまでは六十日かかりました。十万人から二十万人になるのには十一日です。二十万人から三十万人は四日、それ以降は二日ぐらいで十万人ずつふえて、今、百五十万を超える、こういうふうにスピードも加速をしておりまして、世界的な広がりを見せている。
このような中で、海外に渡航そして滞在する邦人の保護、これは外務省の最も重要な責務の一つでありまして、間違いなくその重要性というのは高まっていると考えております。また、感染症の拡大防止という国際社会が直面する難しい問題の解決に向けて日本の役割は極めて大きい、このように考えております。
まず、情報発信、注意喚起等でありますが、外務省としては、これまでも、在外邦人及び海外渡航者の安全を確保するため、感染症危険情報の発出、レベルの引上げ、これを適時行いまして、また、在外公館のホームページであったり外務省の海外安全ホームページへの関連情報の掲載等、適切な情報発信、情報提供、注意喚起に努めているところであります。
今後も、世界各国におけます航空便の運航、今、急にとまったりしています、そういった情報であったりとか、移動制限措置等を含みます在外邦人及び海外渡航者の安全の確保のために必要な情報の発信、更に強化をしていきたいと思います。
情報発信という点では、同時に、海外に対して、日本に対する正しい認識を持ってもらう、こういったことが重要でありまして、今般の緊急事態宣言の内容であったりとか考え方も含めて、我が国の現在のコロナウイルスの状況であったりとか取組を各国に対して丁寧に説明しておりますし、また、これを続けていきたいと思っております。
さらに、新型コロナウイルスの感染の国内での蔓延を防いで、そして世界的な感染拡大を防止するために、各国の取組とも足並みをそろえて、水際対策についても引き続き実施をしていきたいと思っております。
四月の三日から、かなり水際措置が強化をされる、こういう形になりまして、世界全体でも、各国から入ってくる外国の方、現在、百数十名から百人を切る、こういったところで推移をしている。この問題が起こる前は毎日十万人、日本に海外の方がお越しになった、この状況からさま変わりをしているんじゃないかなと思っております。
また、邦人の帰国支援などについても、本省、在外公館が現地邦人としっかりと連絡をとりつつ、現地政府への働きかけであったり空港までの移動の支援といった必要な支援を行っております。
これらの支援によりまして、これまで、臨時商用便、さらには民間のチャーター機の運航が実現して、移動であったり出国が困難な国々から約四千六百名の邦人が出国又は帰国できているという状況でありまして、これは毎日、世界全体の状況について、私を中心に、領事局、そして各地域局、さらには関係する在外公館の方で状況をアップデートして、この国だったらどういう出国手段があるかということを検討しながら、日々対応というのも考えているところであります。
最後に、国際協力、これも非常に重要でありまして、これは、G7、G20の首脳電話会談、さらにはG7の外相の電話会談でもこの重要性を確認をしたところであります。
日本としてもしっかりこういった支援の先頭に立っていきたいと考えておりまして、医療体制、保健システムが脆弱な国々を支援するために、今回の緊急経済対策におきましても、ユニセフ、さらには途上国へのワクチンであったりとか予防接種支援に取り組みますGAVI、こういった国際機関への拠出と同時に、二国間の無償資金協力、さらにはJICAによります技術協力、こういったことも実施をしていきたいと考えております。
そして、こういったことをやっていくとなると、邦人の保護を進めるとなると、外務省の人間、在外公館の人間がきちんと働けなければいけないということで、外務省の感染防止対策、これも徹底をしていかなきゃならない。テレワークをする、一つの課を二つに分けてデュアルで仕事をすることによって、機能全体がとまってしまう、こういったことも避ける。こういった安全対策もとりながら、邦人の保護、安全確保に万全を期してまいりたいと考えております。