高木啓の発言 (災害対策特別委員会)
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○高木(啓)委員 今までの必要な支援は今までどおりやっていただければいいんですが、私が申し上げているのは、これからつくっていくときには新たな制度が必要だということです。
新たな制度で誘導策をもってやらなければ、そうした密集しているところの駅前などは土地はあきません。ですから、そのために、地権者も、こういう制度だったら供出してもいいよね、こういう制度だったら広場をつくってもいいよねというような、そういう考え方をぜひ持っていただきたいということで、これはきょう結論が出ることではありませんので、ぜひ御検討いただきたいということをお願いしておきたいと思います。
そして、もう一つ伺いたいのは、橋梁、橋の機能強化についてであります。
この首都東京には、車が通行できる橋だけで約五千数百と言われています。そして、歩道橋や鉄道橋を加えますと、およそ七千もの橋、橋梁が存在をすると言われておりまして、橋は、災害時の避難路、あるいは災害があったときの物資の輸送ということを考えても、極めて重要な役割を果たします。もちろん、道路と同じように重要な役割を果たすということであります。
そこで、きょうはその橋について取り上げるんですが、橋には、本来重要なんだけれども、実は最近軽視をされているものがあります。それは何かというと、橋のたもとに本来はあるべき橋詰め広場というのが最近なくなっております。
橋は、皆さん御承知のとおりですが、橋の地図記号というのを思い出していただければいいと思うんですけれども、橋の地図記号は、両端がハの字形に開いております。あのハの字形に開いているのは何かというと、あそこに、たもとに広場があるからあの形になっているんです。ですから、橋詰め広場というのは、橋に必ずセットでなければ本来はいけないものなんですね。だからこそ、橋詰めというものを私は計画的に整備をしていくべきだというふうに前々から思っているんですが、しかし、通常は、橋が通れればいいということで、どうもその両サイドの橋詰めのような広場というものが軽視をされているのではないかと私は思っているわけであります。
そこで、この橋詰めの役割の一つが、先ほど言った、橋というのは道路と同じような機能ですけれども、それと同時に、橋詰めというのは、災害時に橋を渡ろうとすると、人はどうしても心理的にそこで一回とまったりもするわけでありまして、人の滞留場所にもなる。更に言うならば、橋は老朽化をするし、あるいは被災をした場合には修理をしなきゃいけない。そのときに、仮橋をつくる場所がなければ新たな橋はかけられませんので、そういう意味でも、この橋詰めというのは仮橋の工事ヤード、用地にもなるわけでありまして、これは前々から、もうずっと江戸時代から実は重視をされてきたスペース、広場ということになるわけであります。
通常時は、この橋詰めというのは別にそれほど、広場機能だけですから必要がありませんので、一朝有事の際にきちっと活用ができるようにしておけばよろしいんだろうと思いますが、先ほどお話があったように、首都直下地震はいつ起こるとも限らないわけでありまして、事前防災ということを考えますと、やはりどうしてもこの機能を私はつけていくべきだろう、改めてつけていくべきだろうというふうに思います。
そこで、この橋詰めの整備を、できるところから私は都市計画事業として位置づけて、そして、いざというときにそうした機能がしっかり果たせるように計画的な整備を行っていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。