安倍晋三の発言 (本会議)

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○内閣総理大臣(安倍晋三君) 小倉將信議員にお答えをいたします。
 緊急事態宣言についてお尋ねがありました。
 緊急事態宣言は、全国的かつ急速な蔓延により国民生活及び国民経済に甚大な影響を及ぼし、又はそのおそれがある事態が発生したと認めるときに、政府対策本部長である私が行うこととなっています。
 現在の国内の蔓延の状況に関しては、東京を始めとして、都市部を中心に感染者数が急増し、感染経路が不明な感染者も増加しており、海外からの移入が疑われる事例も多数報告されているものと承知しています。
 緊急事態宣言との関係では、現時点では、まだ全国的かつ急速な蔓延という状況には至っておらず、ぎりぎり持ちこたえている状況にあり、少しでも気を緩めればいつ急拡大してもおかしくない、まさに瀬戸際が継続している状況にあると考えています。
 事態は時々刻々と変化しています。政府としては、感染拡大の防止にこれまで以上に全力を傾けつつ、国内の感染状況を注視し、専門家の意見も十分にお聞きしながら、適切に対応してまいります。
 新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた東京都との連携のあり方についてお尋ねがありました。
 我が国においては、今のところ、諸外国のような爆発的感染急増、いわゆるオーバーシュートは見られておりませんが、東京都を含む都市部を中心に感染者数が急増していると承知しています。
 こうした中で、多数の人口を抱える経済の中心でもある東京を含む首都圏で急速な感染拡大を回避することは極めて重要であり、東京都の小池知事とは緊密に連携し、同じ危機感を持って対応をしているところです。
 特措法に基づき政府対策本部を設置したことにより、全ての都道府県に対策本部が設置されたため、今後は、これまで以上に、東京都を含めた各都道府県と連携を密にしながら、一体となって感染の拡大防止や医療提供体制の万全な整備などの対策を進めていく所存です。
 東京大会の成功に向けた決意についてお尋ねがありました。
 東京大会については、私とIOCバッハ会長との電話会談において、私から、アスリートのことを第一に考え、おおむね一年程度の延期を提案し、その後、関係者間における協議を経て、来年の七月二十三日からの開催が決定したところです。こうした方針に対し、G20首脳を始めとした国際社会や競技団体からも評価を得ているところです。
 こうした中、先日、ギリシャより日本に届いた聖火は、今、我々が直面しているトンネルの出口へ導く希望のともしびであり、人類の希望の象徴として、ともし続け、来るべき日に力強く送り出すこととしたいと考えています。
 政府としては、世界のアスリートが万全のコンディションでプレーを行い、観客の皆さんにとっても安心で安全な大会を目指し、人類が新型コロナウイルスに打ちかったあかしとして、東京大会を完全な形で実施できるよう、今後とも、IOC、大会組織委員会、東京都等との緊密な連携のもと、開催国の責任をしっかりと果たしてまいります。
 復興五輪の実現についてお尋ねがありました。
 東京大会については、来年夏に延期されることとなりましたが、世界の注目が集まる大会であることに変わりはなく、福島を始め、東日本大震災における被災地の復興を世界にアピールする絶好の機会であります。
 具体的には、被災地を駆け抜ける聖火リレーのほか、参加国・地域と被災自治体との相互交流を図る復興ありがとうホストタウンの取組などを通じて、被災地の地域性豊かな魅力を世界に発信してまいります。
 政府としては、世界じゅうの皆様からいただいた心温まる支援のおかげで力強く復興しつつある被災地の姿を実感できる復興五輪となるよう、IOC、大会組織委員会、東京都等との緊密な連携のもと、全力で取り組んでまいります。
 残余の質問につきましては、関係大臣から答弁させます。(拍手)
    〔国務大臣加藤勝信君登壇〕

発言情報

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発言者: 安倍晋三

speaker_id: 26067

日付: 2020-04-02

院: 衆議院

会議名: 本会議