國重徹の発言 (本会議)
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○國重徹君 公明党の國重徹です。
公明党を代表し、ただいま議題となりました令和二年度第二次補正予算案につきまして、賛成の立場から討論をいたします。(拍手)
先月二十五日、緊急事態宣言が全面解除され、新たなステージに入ることができました。これもひとえに、外出の自粛や休業要請等に対する国民の皆様の御協力、そして医療従事者の皆様の献身的な御努力のたまものであります。ここで改めて、全ての皆様に心からの感謝を申し上げます。
一方、暮らしや経済に対する影響は一層深刻さを増しております。第二次補正予算案は、一次補正等で措置をした緊急経済対策を強化するとともに、新たに生じた課題や不安に応えるためのさらなる支援策を実行する予算となっております。
一次補正等と合わせ、総額二百三十三・九兆円、GDPの四割を超える事業規模を確保したこと、これは、今後何が起ころうとも、国民の命と暮らしを守り、事業を支え、経済再生を果たすとの政治の断固たる決意のあらわれであると受けとめます。
以下、主な賛成理由を申し述べます。
第一に、事業を全面的に支える予算となっている点であります。
まず、長期の自粛によって売上げが大きく減少した事業者の家賃を支援するため、事業者に対し最大六百万円を支給する家賃支援給付金が創設をされます。
加えて、地方創生臨時交付金が二兆円増額され、うち一兆円が家賃支援を含む事業継続や雇用維持への対応に充てられることにより、地域の実情に応じた効果的な支援策が後押しされることになります。
また、資金繰り支援も更に強化されます。一次補正等と合わせて総額百四十兆円の事業規模を確保。企業の規模やニーズに応じた多様なメニューが用意をされております。
まず、政府系や民間の金融機関を通じた実質無利子無担保融資の上限額が大幅に引き上げられます。
あわせて、中堅・大企業向けの融資にも万全を期すため、日本政策投資銀行等についても十分な融資規模が確保されます。
さらに、公庫等による資本性劣後ローンや官民連携のファンドを通じた出資等により、企業の財務基盤を強化し、事業の再生を全力で支える枠組みも整備をされます。
また、持続化給付金を一・九兆円増額し、これまで対象外だった創業直後の企業やフリーランスも給付対象に加えられます。
そのほか、活動自粛を余儀なくされた文化芸術、スポーツ関係者や団体への緊急総合支援策も盛り込まれております。
第二に、雇用と暮らしを守り抜く予算となっている点であります。
まず、雇用調整助成金が抜本的に拡充をされます。一日当たりの上限額を一万五千円に拡大するとともに、解雇を行わない中小企業に対する助成率が十分の十に引き上げられます。同時に、迅速な給付を実現するための体制も強化されます。
さらに、事業主から休業手当が支払われず、生活が追い込まれている労働者を直接支援できるよう、新たな給付金制度が創設されます。
また、低所得の一人親に対する臨時特別給付金の支給、困窮する学生に対して授業料等の減免を行う大学などへの支援、感染への不安を抱く妊婦の方が安心して休暇を取得できるようにするための助成金の創設、住居を失うおそれが生じている方等への住まいの確保支援の強化など、今まさに困っている方々を救うさまざまな支援策が用意をされております。
第三に、国民の命と健康を守り抜く予算となっている点であります。
まず、ワクチン、治療薬の開発と早期実用化に二千億円が計上されております。
また、地域の医療提供体制等を強化する取組を一層支援するため、緊急包括支援交付金を二・二兆円上乗せし、都道府県と国の折半だった負担割合を全額国庫負担としております。
さらに、我が党の提言を踏まえ、医療従事者や介護、福祉職員に最大二十万円の慰労金を支給することとした点、また、高齢者や障害者が安心して介護、福祉サービスを利用できる体制を整備するため、二・二兆円のうち〇・六兆円を介護、福祉分とした点は、高く評価をいたします。
そのほか、近年頻発をしている大規模災害に備え、避難所の感染防止対策となる物資を備蓄するための予算も盛り込まれております。
最後に、予備費に十兆円が計上されております。
長期戦を見据え、再流行のおそれや現時点では想定し得ない状況変化に迅速かつ的確に対応するため、十分な備えを確保した点は、評価をします。
その上で、予備費の使用に当たっては、国民の皆様の納得が得られるよう、国会への十分な説明をお願いしたい。真に国民のニーズにかなう措置が行えるよう、公明党も引き続き、現場の声をお聞きしながら、政府と緊密な連携を図ってまいる所存であります。
以上、本予算案は、コロナによる難局から力強く回復していくための予算となっております。厳しい状況の中で御奮闘されている国民の皆様の思いに応えられるよう、本予算案の速やかな成立と迅速かつ着実な執行を強く求め、私の賛成討論といたします。
ありがとうございました。(拍手)