福井照の発言 (予算委員会)

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○福井委員 ありがとうございました。
 役人ですから、本当に乾いた、感情のない答弁をしていましたけれども、もう本当にありがたいと思ったんです。いや、本当にありがとうと彼にも言ったんです。
 今、全国の出張所、テレビを見ています。全国の国交省の職員も見ています。本当に、見えないところで苦労しています。だけれども、私たちは知っています。皆さんが苦労していることは知っています。今の政策統括官も知っているからこそ、百一人の増査定を行っていただいたわけでございます。決して一人にはさせませんし、一人じゃありません。どうかこれからもお仕事を頑張っていただきたいと思います。
 私たちは、百五十年前から近代治水事業をやってきました。オランダのデ・レーケという、土木の人間なら知らない人はいません、デ・レーケというお雇い外国人の技術者に教えていただきながら、淀川、木曽川、砂防工事をやってまいりました。
 当時は二百分の一でした。二百年に一回の雨に対応するようにということで、テムズ川も、オランダの干拓もやってきました。オランダの堤防もそこでつくってきた。なので、私たちも、今でも二百分の一であります。利根川も淀川も、二百分の一を目標にやってきました。しかし、実力はまだ、どうでしょうか、六十分の一、七十分の一ぐらいの実力しかありません。
 先ほど大臣からおっしゃっていただきましたような、外力を上げる、その審議会の答申も待って、再来年度から新しい治水事業を始めることになっておりますが、しかし、一方、この母国のオランダが、一九五三年の高潮水害でいたく被害を受けたものですから、一万分の一にしたんです。一万年に一回の高潮水害でも対応できるように、国民の命を守るようにということで、外力も、そして考え方も思想も哲学も変えたんです。このことに思いをいたさなければ私たちはならないと思います。再びオランダにリスクマネジメント、リスクコミュニケーションを学ぶ時期が来たということで、過信は安全の敵だという基本原則にのっとってリスクマネジメントをしなければならないと思います。
 そして、一昨年からもう本当に実感したのは、想定氾濫区域の図面を配っています、ホームページに載せていますよ、そういう情報提供ではだめだということだと思います。戸別訪問してでも、個別にフェース・ツー・フェースで情報を交換する、気づきと気づきのコミュニケーションをするということでなければ、リスクコミュニケーションは成立すらしていなかったということに気づかされたわけであります。
 そこで、武田防災担当大臣・国土強靱化担当大臣にお伺いをいたします。
 このリスクコミュニケーション、国と国民とのリスクコミュニケーション。政治はコミュニケーションなり、コミュニケーションだけであると言ってもいい。その中で最も大事な命を守るためのリスクコミュニケーション、今、国として、大臣としてどのようにお考えか、御紹介いただければと思います。

発言情報

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発言者: 福井照

speaker_id: 14055

日付: 2020-01-27

院: 衆議院

会議名: 予算委員会