小泉進次郎の発言 (予算委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○小泉国務大臣 多分、五つ六つ以上いただいた気もしますが、お一つずつ丁寧に答えさせていただきます。
 最初に秋本議員から御指摘のあった、石炭火力の小規模のものについて対応すべきだということについては、問題意識は私も同感です。
 そういった中で、例えば、今、地方自治体の中では東北の仙台、この仙台市においては、石炭火力が相次いで計画されたことを踏まえて、石炭火力発電所の規模要件を撤廃したものと聞いています。
 今後、地方自治体の施策については、しっかり自治体の考え方も尊重しながら、仙台市のような事例があることについて、都道府県や政令市に周知を環境省としてもしていきたいと思います。
 あわせて、都道府県や政令市が石炭火力に関する環境アセスにおいて事業者におけるCO2削減の道筋を厳しく審査することなどについて、環境省から助言などを行って、その取組を促していきたいと考えています。
 そして、燃料種のことで、アセスの計画段階の検討で複数案を示すことが基本だということの秋本議員の二点目の指摘につきましても、関係者にしっかり、複数案の検討を通じるということは私も大事なことだと考えています。
 ただ、現実には、この火力発電所の燃料種や発電方式などは、環境アセスの手続開始時には事業者が決定している場合が多くて、一般に、環境アセスの配慮書には複数の燃料種案は設定されていないのが現実なところだとも聞いています。
 このような状況を鑑みまして、今後は、新たに石炭火力発電所の環境アセスメント案件が出てきた場合には、環境アセスメントの審査の中で、その経済性のみではなくて、燃料種を石炭としなければならない必要性は何か、それを審査をしていきたいと考えています。
 あわせて、環境アセスメントの中で、事業者としてCO2削減目標達成の道筋が示されているかについて審査をして、仮にきちんと示されていない場合には、事業実施の再検討などを含む意見をしっかりと述べていきたいというふうに考えます。
 石炭火力には引き続き厳しい姿勢で臨みたいと思います。
 そして、専門的になりますが、グランドファザリングについても先生から御指摘がありました。
 環境省としては、毎年、電力事業分野のレビュー、この電力事業レビューをやっていますが、これまでの電力事業レビューのように、電力業界の自主的取組が緩くならないように、それを支える政策的な対応の取組状況についても厳格な評価を行っていきます。
 加えて、気候変動対策の観点から、より野心的な取組が進められるように、高度化法の取組も含む本年度の電力レビューの検討を今まさに進めているところです。
 そして、バイオマスについても先生からありました。
 まさに、このバイオマスについては、パーム油など、さまざま御指摘も、民間の方を含めて、あるのは私も承知をしています。
 今まで環境省では、二〇一三年に、バイオマスのライフサイクルGHG、これは温室効果ガス排出量の算定ガイドラインを策定をしましたが、主に国内から得られるバイオマスについては知見が整理された一方で、先生も御関心の、輸入をしているバイオマスについては必ずしも十分ではない部分があったと私も認識をしています。
 ですので、輸入バイオマスについては、FIT制度において、例えば、パーム油について持続可能性に関する第三者認証の取得を既に求めているほか、キャノーラ油やココナッツ殻などさまざまな新規燃料についても、今後、ライフサイクルGHG排出量を含めた持続可能性を確認されたものだけを対象とする方向性と認識をしています。
 環境省としても、今後、この輸入バイオマスのライフサイクルGHGの排出量の算定については、国際的な動向も含めて速やかに知見を整理した上で、経産省にも情報提供をして、御指摘のライフサイクルGHG排出量の少ないバイオマス燃料の活用が進むように促してまいりたいと思います。
 最後になりますけれども、審議会に対しては、秋本議員の御指摘のおかげで、経産省の審議会の中に環境省がオブザーバー参加することが経緯としてはあったということも私も認識をしています。ありがとうございます。
 ただ、その中でなかなか発言がないということについては、私も、環境省の皆さん、大変穏やかに、いい人が多く、就任以来、私も秋本議員と同じように、経産省と協力することが必要な部分はいっぱいあります。しかし一方で、最初から握るようなことばかり考えては環境省の役割は果たせない。なので、私が就任して以降、環境省としての意思、主張、そういったものは、私は確実に職員の中でも浸透しつつあると思っています。その中で、審議会への貢献、姿勢についても、今後、前向きな環境省の取組がそういった場でもあらわれるように、職員にも話をしていきたいと思います。
 今後とも応援よろしくお願いします。

発言情報

speech_id: 120105261X01420200219_019

発言者: 小泉進次郎

speaker_id: 20521

日付: 2020-02-19

院: 衆議院

会議名: 予算委員会