小川淳也の発言 (予算委員会)
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○小川委員 なかなか、予想はしていたとはいえ、やはり相当不都合なんでしょうね、このゼロ回答。これは倒れるんでしょう、答弁したら、政権が。見積書が出てきたら大変なことになるんでしょう。
先ほど、自民党とホテルとのやりとりをお尋ねしたんですが、私、これは本当に自分の立場抜きにして申し上げなきゃいけないと思っているんですけれども、今回、このANAホテルは、誰に盾突いているわけでもない、誰の肩を持っているわけでもないと思っているんですね。まさに淡々と真実を、文書というみずからが責任を負う形で対外的に発信しているんです。この姿勢が、今みたいな御時世ですから、私は本当に希望だと思っているんですよ。別に野党の味方なんてする必要は全くないし、かといって、これはどうですか、日本じゅう、それは政権の側からすれば、統治がうまくいっているという自画自賛かもしれない。
私、ちょっと立場をわきまえずに申し上げますが、官房長官の手腕には一目も二目も置いていますよ、本当に。それは私だけじゃないでしょう。ここにいる委員の先生方、麻生財務大臣もそうだと思いますよ。
でも、官房長官、ちょっと若げの至りで申し上げさせていただきたいんですが、御党の後藤田正晴先生とか、野中広務先生とか、梶山静六先生とか、まさに異彩を放った官房長官、歴代いらっしゃいますね。政権運営においても巧みだったと思う。しかし、もうちょっと、何というんですか、どこかに、政権の都合と社会の規範との間でもっともがき苦しんでいる先輩方だったんじゃないですか。私は、菅義偉という人はそれができる人だと思いますよ。
完全に魂まで政権運営に身を売ってしまったら、何が残るんですか。この長期政権の日にちだけが残るんですか。日本の社会のモラルを、私は、ある種崩壊させながらこの政権は最長に至っていると思っている。それが正せるとしたら、いや、全責任、最終責任は安倍晋三先生にありますよ、しかし、正せるのは、菅義偉、あなたしかいないじゃないですか。全部、何でもかんでも政権の都合で、魂まで身売りするような状況だったら、何のために政治家になったんですか。そういう話にもなりかねない。その前提でぜひ御答弁をいただきたいわけです。
最後に、私、これもだまされていたんです、おととい。なので、きょうはそれをきちんとお聞きしたいと思っているんですが。
辻元議員のメールによる四つの質問に対する回答は、これは一般論じゃないんですよね。途中から川内先生が穏やかに不規則発言され始めて私も気づいたんですけれども、これは一般論じゃないんですよ。ホテルに、ある種ルールを聞いているとか方針を聞いているわけじゃないんです、このメールは。二〇一三年から一九年までの七年間に行われたパーティーや宴会、全件についてどうだったかと聞いているんです。
したがって、確かに範囲は広い、件数も多いでしょう。しかし、明確に特定され、明確に個別的で、明確に具体的なんですよ。この範疇の中にこの七年間の宴会、パーティーは全て入っている。これに対して、ホテル側は明確に文書で責任を持って回答しているわけです。ということは、有意な反証を物証をもってできない場合、安倍後援会前夜祭はその範疇に含まれるということになります。例外ではないということになります。
安倍事務所の前夜祭が個別にこうでしたという回答をもらう必要ないんです、我々。一三年から一九年の七年間行われた全ての宴会でどうだったか。明細書で特別扱いしたことはありません、白紙の領収書を出したこともありません、参加者一人一人から直接お金を受け取るというようなこともありませんと、明確に回答しています。
範囲が広いことをいいことに、あたかも一般論、制度論、方針論を聞いたかのように論点をすりかえ、安倍後援会の行事が例外だと言わんばかりの答弁は、これはまさに欺瞞であり、言い逃れでしかない。きちんと書面をもって具体的に反証できない限り、安倍後援会の行事は確実に辻元議員指摘の一三年から一九年の七年間に行われた宴会のうちの一つであり、したがって、例外なく回答しているホテルのしきたりどおりに行われた。
したがって、総理の答弁は、物証が出てくれば別です、私たちも納得します。物証が出てこないだけの、口先だけの、たとえ国会とはいえ、答弁ではとても納得できないし、これは例外に当たらない、例外に該当しない、原則どおりに行われた宴会であると言わざるを得ないと思います。
一旦、ちょっとここで官房長官の見解を求めたいと思います。