宇都隆史の発言 (外交防衛委員会)
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○宇都隆史君 昨年の夏のちょうど異動の時期に、どれぐらい赤字になっているのかというのを確認してもらったみたいなんですよ。そうすると、陸海空の隊員で大体三割はもう赤字だというんですね。ですから、そういう三割の赤字になる隊員をできるだけ解消していただきたいと思いますし、また、こういう制度の改善をすると別の副作用みたいなやっぱり問題が出てきますよね。
例えば、三月末の時期をできるだけ避けるようにということで、隊員さんたちにちょっと前倒しして十五日までに異動してもらう、あるいは四月の後半に異動してもらうという、こういうことをお願いしているんですけれども、そうすると何がやっぱり起こっているかというと、帯同した隊員が、お子さんたちが終業式に出れない、あるいは始業式に間に合わない、非常に微妙な時期に官舎から追い出されてしまう、こういう問題もやっぱり出てきます。これは副作用としてはしようがない部分ではあるんですけど、できるだけ、この改善をした後は、その後問題がないかと、どうなっているんだということでまた現場の声を聞いていただいて、できるだけ、いわゆる運用面では、自衛隊のミッションとしては文句言わずに一生懸命やってもらわなきゃいけないんだけど、できるだけそういう生活とか御家族に関わる部分に関しては、やっぱり最大限の環境をちゃんと整えてあげると、それがやはり隊員の確保にもつながるんだろうと思います。
是非、防衛大臣、最後の財務大臣との折衝、気合を入れてよろしくお願いいたします。
次の質問です。隊員募集の話なんですね。
北朝鮮のミサイル、あるいは中国の拡大志向、いろんな意味でこの安全保障をめぐる懸案事項というのはあるんですけど、目下この防衛省にとって最大の危機は何だろうかと考えたときには、隊員募集だと思うんです。少子化の流れの中で、募集を掛けても、ここ五、六年ですか、ずっといわゆる定員割れというか、募集定員割れをしている状況ですよね。なかなか自衛隊に来てもらえないという状態が続いている。細かく言えば、曹候補生等々は埋まっているんだけれども自衛官候補生等は埋まっていないというような状態が続いているわけですよね。
ただ、現場でその隊員募集を頑張ってくれている広報官たちの話を聞くと、要は、頑張れ頑張れでけつだけたたかれているんだけど、何か具体的な施策、こういうことを変えてあげたから、こういうふうに何かしてあげるから頑張るんだよというのが見えないと言うんですよ。で、広報官は本当にもう爪に火をともすような思いで一生懸命頑張ってくれている、それでも今追い付かない。ここはやはり政治のサイド、あるいは防衛省として、役所として何らかの仕掛け、仕組みというのを考えていくべきだろうと思うんです。
そこで、広報官たちに何が一番政治としてサポートしたら皆さんのプラスになるだろうかという話を聞きましたら、交際費だと言うんですね。交際費って何だというと、交際費というのは防衛省の細目にもちろんないものですから、基本的に、広報官というのはいろいろな、例えばリクルートをするために子供たちと一緒に話をしたり喫茶店に行ってコーヒー飲むとかから始まって、更に言えば、その担当している地域のいわゆる防衛諸団体ってありますけど、OB会とかあるいは家族会とかいろんな団体の懇親会、総会とかにも招かれて出ていかなきゃいけないんですけど、その支弁は全て実費払いなんですよね、自分の給料から出している。これ年間で考えると相当数な額になりますよ。よく言われるんですけれども、地方協力本部長、全体を統括する県の担当者ですね、これ二か所やったら貯金がなくなると言われます。それぐらい出さなきゃいけない。でも、これ自腹でやるものかなとやっぱり思っちゃうんですね。
そういうことを考えると、広報官手当とまでは言わないけれども、何らかのこの公費負担とか予算措置みたいなのはできないものなんだろうかというのを考えるわけなんですが、その辺りのことは防衛省としてこれまで検討したことはあるんでしょうか。あるいは、その検討しているとしたら、その過程、今の状態というのを教えてください。