須藤元気の発言 (環境委員会)

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○須藤元気君 是非、世界と連携して取り組んでいただければと思います。僕も小泉大臣も海が好きな人間として、是非この海洋プラスチック問題、一緒に取り組めればと思います。よろしくお願いします。
 次に、僕は、海もそうなんですが、この大地の農薬による環境汚染にちょっと行きたいところなんですが、残り時間をちょっと考えまして、実は、同期の塩村あやか議員からこの動物愛護法についてちょっとこれは言ってもらいたいということで、本日、私が塩村議員の代わりにこれをお話しさせていただきます。塩村議員が、このすごい思いがありまして、是非言ってくれということなんですけれども、読まさせていただきます。
 昨年の六月、いわゆる動物愛護法が改正されました。我が会派では福島みずほ議員と塩村あやか議員が熱意を持って取り組んできた法改正です。
 まず、この法律は、閣法ではなく、立法者の意思を尊重すべき議員立法であることを強調しておきたいと思います。この法改正での大きな課題は、繁殖業者やペットショップによる犬、猫の飼養管理状況を改善するための八週齢規制と数値規制であり、大変な攻防の末、法改正で条文化されたと聞いております。
 本日、私が取り上げたいのは、間もなく省令で決まると言われている数値規制についてです。この数値規制というのは、例えばケージの大きさや従業員一人当たりの上限飼育数などです。大臣にも提出をされた資料を見ましたが、ごくごく当然のことが書いてあります。これまでこの数値が定性的書きぶりで曖昧だったことから、日本の動物たちは狭いケージに入れられてペットショップで販売され、これは虐待だと国際的な批判も受けています。
 また、繁殖場ではもっと狭いケージに何年も閉じ込められ、大変に不衛生な状態で出産を繰り返される犬、猫たちがいます。この資料の動物たちが、これまでの法では条文の文言が曖昧だったゆえに自治体の行政指導がしにくい上、時間と回数が掛かって仕方がない状態になっており、適正な指導ができずにいました。そうです、救えない命だったのです。
 資料一を御覧ください。
 これは繁殖業者です。部屋に積み上げられたケージに犬が詰め込まれ、そのまま入れっ放しの状態で、繁殖ができなくなる年齢まで暮らしています。給餌で精いっぱいで十分な運動もなされていないのが現実であり、こうして視察に入れるということは、これはまだ悪くない繁殖業者ということです。それでもこんなにむごい、ひどい。
 資料二を御覧ください。
 二〇一五年に日本初、ペットショップが営業停止となったこの東京都のケースは、十年以上も実質的に放置されていました。問題を塩村議員が都議会で取り上げ、累計で六十回の口頭指導と五回の文書指導、一四年度以降に限ると三十四回の口頭指導と四回の文書指導を重ね、ようやく営業停止となったものです。
 なぜ、こんなに時間が掛かったのか。それは、飼育施設などの数値規制がなく、指導内容が分かりにくかったところはある、数値規制があれば明確な数字で指導や処分が出せたと東京都は新聞取材に答えております。
 欧州諸国などには動物福祉を鑑みた理にかなった数値規制、基準があり、動物たちの福祉が守られています。日本も、先進国というのであれば、こうした繁殖業者やペットショップをしっかりと指導できる動物福祉にかなった規制基準を持つべきです。
 検討会についてです。
 この数値規制、基準の検討が今環境省の検討会で大詰めと聞いています。この検討会を傍聴した議員は、委員がなぜ多くを環境省にお伺いし、環境省が議論を誘導、リードする状態で驚いた、役割が逆だと言っています。議事内容を確認しても動物福祉よりも犬の売買価格を心配する委員の発言があったりと、大変に疑問の残る検討会であり、二月の検討会の直後、会場では、傍聴に参加した人たちが余りの検討会の議論の方向性のおかしさに職員や委員に詰め寄るという異例の事態になったこともSNSなどで知られているところです。
 検討会については、超党派議連では自民党の尾辻会長が、令和元年十二月二日の総会で数値規制の検討状況について意見交換が行われた際に、誤解を恐れずに表現させていただくと、審議会のメンバーになることだけを喜びとしているというね、そして、審議会のメンバーにさせてくれる役所の顔ばかり見ていて、どうやら役所の御機嫌を取れるのか、役所の気に入るようにやろうかと考えている、あんなのなら最初からいない方がいいと思う審議会を今まで随分見てきたと発言し、環境省も努力をとまで言っています。
 前置きが長くなりました。私が言いたいのは、まず、この動物愛護法は議員立法であり、立法者の意思と趣旨を尊重しなくてはいけないということ、動物の福祉を一番に考えたものにすることです。
 今回、超党派の動物愛護議連から数値規制に関する要望書が大臣に提出されています。これは、先進諸外国を参考にしつつも、国内の実態を考慮して厳し過ぎないよう配慮し、項目も相当絞った、守っていただかねばならない最低限の数値だと聞いております。議連が提出をした項目と数値は必ず反映させていただきたいと強く要望させていただきます。
 大臣は、さきの超党派議連の申入れのとき、いかに環境省が動物愛護の精神にのっとった対応ができるかと答えていらっしゃいます。小泉大臣、あなたに懸かっています。大臣、超党派議連が要望した数値規制、おおむね反映するよう提出をしていただけないでしょうかということです。
 よろしくお願いします。

発言情報

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発言者: 須藤元気

speaker_id: 2446

日付: 2020-05-21

院: 参議院

会議名: 環境委員会