伊永大輔の発言 (経済産業委員会)
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○参考人(伊永大輔君) 御質問ありがとうございます。
私は法学者なので、ちょっと技術的なところは稚拙なんですが、おっしゃられることはよく分かります。データポータビリティー、EUにおけるGDPR、個人情報保護法に該当するものですが、こちらに具体的に盛り込まれ、それと同じことが国内でもできないかという形で議論をされているところだと承知しています。
EUは、そのデータポータビリティーの位置付けとして、基本権の一つを実現したものであるというふうに位置付けており、データのオーナーシップ、データの所有権に関してはちょっと留保があると思いますけれども、いずれにしても自己情報のコントロールする権利というのは基本権の一つであって、この権利を具体的な規定として実現したものとして位置付けていると思います。
これと同じことが我が国でもできないのかという点に関しては私も全くの同感で、できるようにすべきだというふうに思っております。それによって、僅かですけれども個々の方が別のプラットフォームにスイッチするということがしやすくなりますので、ロックインが外れてスイッチが行われるようになれば競争も活発化してくるというふうに思いますので、そのためにもデータポータビリティーというのは非常に重要な技術的な可能性を秘めていると思います。
他方で、EUでもデータポータビリティーを設けたものの、じゃ、うまくいっているかというと、課題もあるというふうに伺っております。それはまさに技術的な側面が強いと思いますが、相互運用性ですね、片方のプラットフォームから情報を抜き出したときに、もう片方のプラットフォームで余り再現ができないという点に、インターオペラビリティーということで言われていますが、そこが欠けてしまっていて、そこが今後の課題で、少し前から課題になっているんですが、いまだ課題のままであるという形で聞いております。
同じような問題が日本にもあると思いますので、そういった技術的課題を克服しながら、是非実現していただきたいなというふうに私も思います。