黒田東彦の発言 (決算委員会)
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○参考人(黒田東彦君) 委員御指摘のとおり、金本位制と異なりまして、現在の管理通貨制度の下では通貨供給量が中央銀行の保有する金などの実物資産の量に制限されることはありません。それはそのとおりです。
ただ、この管理通貨制度というのは、通貨の信認を適切な金融政策運営によって物価の安定を図るということを通じて確保するという仕組みでございますので、中央銀行が供給する通貨の量あるいは保有する国債などの資産の量は物価の安定を図るという観点から決まってくるということは、全ての理論家がおっしゃっているとおりであります。その意味で、日本銀行の国債買入れも二%の物価安定の目標を実現するために実施しておりますので、物価安定の目標の実現が近づく際には、その下で物価が安定するように適切に調整していく必要があると。
ただ、御指摘のように、現時点で直ちに物価の安定が損なわれるおそれがあるとは思えませんので。金本位制の下とは違うということはそのとおりです。ただ、だから無制限に、幾らでも、いつまでもできるということではないということは御理解いただきたいと思います。