さかなクンの発言 (国際経済・外交に関する調査会)
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○参考人(さかなクン君) ありがとうございます。
松川様から二つ今御質問をいただきまして、まず、未利用魚なのですが、今、気候変動あるいは温暖化と思われる水温上昇などによって生態系が、日本の各地も世界の各地でも起こっていると思うんですが、魚が完全にいなくなるということはないと思うんですね。
魚というのは本当にたくましい生き物で、本当に水温が僅かでも変わると、泳いで自分の適水温という自分の体に適した水温を求めて深場に移動したり北上したり、そうやって移動していくという生き物であります。
ここ近年の水温上昇とか海藻が減ってしまういそ焼け現象など様々なことが起こっているんですが、それでも、暮らす魚の種類というのが変わったり捕れる季節が変わったりはしているんですが、海の中に潜らせていただいたり漁師さんの船に乗せていただくと、魚の数自体が減ってしまったというのは、漁師さんから聞いたり、目の当たりにする光景で、何か魚が少ないなという光景を目にすることは多いのですが、全くいないということはないんですね。
ですので、せっかく漁師さんの様々な漁法で捕れた魚をしっかりと活用させていただくということは本当に大切なことだと思っておりまして、その中で、未利用魚と言われる魚、今様々な量販店さん、例えばスーパーマーケットの鮮魚コーナー、あるいは未利用魚を扱うような飲食店さんを結構取材させていただいたりして、あっ、こういったお魚も活用されるんだという、びっくりするお店がどんどん増えてきています。
都内ではsakana baccaさんという、本当に未利用魚とされる、きれいな熱帯魚のようなチョウチョウウオの仲間とか北のしわしわした顔のオオカミウオとか、そういった魚も店頭に並んでいまして、ギョギョっというびっくりな、そういった魚を扱っていらっしゃって本当にびっくり。あっ、こういったお店があって何かうれしいなと。そういったお店にお子さんが来ると、わあ、この魚何と、これはねって、図鑑で帰って調べてみようと、本当にお子さんも喜んでいるんですね。
私がちっちゃいとき、魚が好きになった小学二、三年のときというのは、スーパーマーケットさんの鮮魚コーナーだけでなく、町に魚屋さんが結構ありまして、そういった魚屋さんに行きますと、尾頭付きの魚が氷の上にいっぱい並んでいまして、わあ、キンメダイの目が本当に金色に光って見えるとか、わあ、これがホウボウっていうんだという、もう本当やっぱり丸の姿の魚を見る機会が多かったですので、本当にわくわくしたんですね。ですので、お子さんが魚を姿のまま見れる環境が多くなれば、見て楽しくなったり、食べてみたいなと思ったりしていただける機会が大きくなるのかなと思っています。
そして、先ほど、そのお子さんの魚離れというのは親のせいではないかという御意見もいただいたんですけど、どうしてもやっぱり、この今の忙しい社会ですと、もう手っ取り早くすぐにお肉を買ってきてお料理したり、魚でもやっぱり切り身を買ってきてすぐにお料理できる方が時間も手間も掛からないわけではあるのですが、しかし、一匹の魚を買ってきまして、そんなに、そんなに手間が掛かるのかなとも思うんですけど、実は、一匹の魚買ってきて、まないたの上に載っけて、包丁で頭をすとんと落として、三枚に下ろして、その三枚に下ろしたお魚の頭や中骨というのは、おみそ汁に入れるだけでもいいだしが出ておいしいんですね。お鍋の具にもなっておいしいですし、小さなアジやイワシですと、骨は骨煎餅にするととってもおいしくて、かりかりして、カルシウム強化で骨も歯も丈夫になりますので、そういう本当に見方を変えたり、活用がどんどんできたらすばらしいなと思います。