さかなクンの発言 (国際経済・外交に関する調査会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○参考人(さかなクン君) ありがとうございます。
 日本の魚に対する思い、そして日本の文化を見ますと、やっぱりとにかく種類が多いですので、日本の多種多彩な魚をどうおいしく食べるか、そしてその魚の生態によってどういう漁法が一番適しているのかということを本当に先人の知恵からずっと受け継がれていらっしゃるんだなということが、思うんですね。
 本当に、例えばタコを捕るには、つぼを沈めるとタコがそのつぼの中に入ってくるということをいつの時代からか、縄文時代からタコつぼって出てくるみたいなんですね。貝塚などから出てくるということを伺っています。ですので、カキを捕るためには、岩肌に付いているカキをカキンカキンと音を鳴らしながら捕るからカキと名が付いたんじゃないかという説もあるみたいなんですけど、それぞれの水産物が、どういう生態だからこういう漁法に結び付いたかというのを調べていくと本当に面白いなと思っておりまして。
 以前、JICAの皆様の活動に参加させていただきまして、セネガルという場所に魚を捕りに、魚をセネガルの方々がどうやって捕っているかというのを見せていただいたんですけれども、タコを捕るためには砂地の海底でタコを釣り上げるというんですね。砂地の海底でタコを釣り上げますと砂をかんじゃうそうなんです。砂をかんでしまいますと食べるときにじゃりじゃりして食べにくくなるということで、日本の漁師さんは、じゃ、どうやってタコを捕っているんだと。
 そうしたら、日本の漁師さんはタコつぼで捕っているよということで、タコつぼ文化をセネガルの皆様に推奨されて、今ではセネガルの方々は、タコを捕るために、タコつぼはもちろんなんですが、タコが減らないためにも地元の土でタコつぼを作って、そしてそのタコつぼを、タコを捕るだけじゃなく、魚礁としてロープも付けずにタコのいる場所にたくさん沈めて、タコがそこで卵を安心して産んで、タコの資源がどんどん回復するようにということで、実際にタコが増えてきているということで、日本の漁業もそうやって海外にもしっかり浸透されていることを目の当たりにさせていただきまして、セネガルではタコつぼ漁、そしてカキの垂下式養殖も推奨されて実際に行われて、カキもだんだん増えているということを見せていただきまして、本当にうれしく思いました。

発言情報

speech_id: 120114305X00220200212_020

発言者: さかなクン

speaker_id: 31905

日付: 2020-02-12

院: 参議院

会議名: 国際経済・外交に関する調査会