浦辺徹郎の発言 (国際経済・外交に関する調査会)
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○参考人(浦辺徹郎君) 御質問ありがとうございます。
まず、海底にある鉱物ですけれども、これ誰のものかといいますと、陸上ではもちろん会社の持ち物なんですが、海底の鉱物に関しては、鉱業法が改正されまして特定鉱物という呼び方になっていて、これは明治の頃の鉱業法と同じように国のものになります。明治の頃は、国のものを民間に渡して、三菱とか住友だとか三井、日鉱という会社が開発をしたわけです。それと同じような形が今後出てくる、海の底ではそういう形になると思います。
ただ、法的な整備はまだ進んでおりません。それで、鉱業法はできているんですけれども、鉱山保安法に相当するようなもの、それから環境基本法に相当するようなものがまだできていませんので、この法律の整備、非常に急がれます。特に環境に関しては、ガイドラインがきちっとできないと大変怖いものがございます。何か途中で石を投げられたり、何か環境がまずいという形で企業に対して罰則が掛かったりすると、これは大変まずいということになりますので、まずその法的な整備、これが一番大事でございます。
その次に、掘り始めて、この間、揚鉱したものは秋田に運びました。これは、秋田県の花岡鉱山、松峰鉱山という鉱山にちょうどそういう選鉱の設備があったものですから、小さな部屋、このぐらいの部屋のところにパイロットのものを造ったわけで、本格的な操業になるとまた大きな選鉱場というのを建てる必要が出てきます。その場所がどこかというのは、もちろん全く決まっておりません。
ですので、鉱石を海面まで揚げてくる揚鉱とその以降のシステムは全然別のことになります。これは全くの私見ですけれども、海面まで鉱石が揚がってくると日本の鉱山会社は大変興味を持っておられるんですが、揚げるところは全く経験がないので、そこに関してはまだ未解決の問題がたくさんあるということで、何かコンソーシアムをつくってやっていくことになるのかなと。
鉱石が日本の鉱山会社に入ればそれでいいのではないか。もう少し視野を広げて、どういうコンソーシアムが可能かというのはこれから検討していく必要があると思いますし、その段階で、沖縄でそういう拠点ができると、これはもう間違いないことでございますし、また、先ほど紹介しましたごんどうサイトは陸から、島の海岸から四十キロしか離れていないので、ケーブルをやったり、いろんなことを、陸から延びていくということも十分考えられる、そういう非常にユニークな鉱床でございますので、これから様々な検討がされていくというふうに思っております。