浦辺徹郎の発言 (国際経済・外交に関する調査会)

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○参考人(浦辺徹郎君) 御質問ありがとうございます。
 技術という意味では、海の底で物を、資源を探すということは、科学的な、大学の先生であるとかそういう人が科学的目的でずっとやっていましたけれども、商業的に探査をするという方法がなかったわけですね。それが一つのシステムとしてできたというのが一番大きな成果かなというふうに思っています。さらに、それが民間に渡って、民間の手で実際に全くバージンフィールドでやってみると一応見付かるということで実績もできた、それが一つの非常に誇るべき成果だというふうに思っています。
 それで、もう一つは、やはり開発をする上で環境の監視というのは非常に重要だということで、全く同じ努力をして環境のモニタリング技術もずっと開発して、八つぐらいのそういう技術をつくり上げました。これを組み合わせることによって、こういう環境を守らなくちゃいけない、例えば音だとか、それから振動であるとか、それから掘ったときに粉がばあっと舞い散るとか、そういういろんなモニタリングございます。そういうふうなものも、一応全てのものに対応できるだけのものができていて、それを組み合わせれば幾つかのことができるということになっています。
 それで、重要なことは、開発を、もう探査をする、同時に環境モニタリングも始めるということで、例えば、一年間はモニタリングする必要がありますから、探査をする時点でもうそういうことを先に始めるということを進めております。
 この環境のモニタリング技術に関しては、これは当然のことですけれども、世界的なスタンダードになる必要があるわけですね。我々が先に開発をしたので、これが世界中の人に使ってもらわなければいけないと。そのために、ユネスコの下にありますIOC、インターガバメンタル・オセアニック・コミッションという政府間海洋会議のところにその技術をマニュアル化して持ち込んで、そこのホームページに出ていて、今ISAに関してもそういう技術を売り込んで、基本的にはこれを使ってもらえるような技術にしてスタンダードにしていくということをやって、これはうまくいっております。
 国際標準機構にも委員会をつくりまして、日本主導で委員会をつくって、そこでの認証も幾つかの技術については得られる、あるいは得られる予定になっていて、スタンダーダイゼーションという意味ではうまくいっていると思います。
 これを実際に日本で使うときには、各省庁それぞれ担当ございますけれども、こういうものを使って、日本の大陸棚あるいはEEZではこういうガイドラインを作りますよという法律を作っていただく必要があります。ただ、現在の状況ではなかなか、洋上風力の場合、それから洋上の、オフショアの石油の開発の場合、金属の場合と、状況がすごく違うので、どういうガイドラインを作っていいかという合意がなかなかできないので、SIPをやっているときにも、話合いを始めたんですが、全く皆さんの意見が一致するということはなかったわけです。
 これを統一的に海底での環境ガイドラインというものを作って、そのときには、いい悪いじゃなくて、こういうデータを取って、ここよりも以下ならばいいとか、そういう具体的にエビデンスベースドでそのガイドラインを作っていく、これがすごく必要なことなので、是非これはやっていただきたいなと。これをやれば、統一的に日本の周辺の海底で石油を取るのか、ガスを取るのか、金属を取るのか、あるいはそれ以外のものを取るのかという利用の中でガイドラインができるだろうというふうに思っています。それは是非やってほしいと。
 だから、探査の技術、開発の技術、これも、開発も世界で日本しかやっておりません。JOGMECがやっておりますけれども、それしかやっていないので、全ての面において今のところは前に進んでおりますけれども、中国の後追いはもう物すごい勢いで、人数的にも日本の数十倍の方がおられて、すごいスピードです。

発言情報

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発言者: 浦辺徹郎

speaker_id: 8610

日付: 2020-02-26

院: 参議院

会議名: 国際経済・外交に関する調査会