麻生太郎の発言 (財政金融委員会)
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○国務大臣(麻生太郎君) 今回のこのIDA、IFCの増資の話ですけれども、これは、昨年の六月に行われましたG20の大阪サミットの中でこの重要性がうたわれたということに象徴されておりますように、これは日本が極めて強いリーダーシップを発揮しながらこの議論を進めてきたものであります。
IDA、いわゆるディベロップメントエイドという、国際開発のエイドですけれども、日本の議長の下で、この中で言わせていただけば、一番高い成果は、何といったって質の高いインフラ。いいかげんな国がいいかげんなものを輸出してというのがありましたでしょうが。五年もすれば壊れて元のもくあみみたいな、あんなのと一緒にしてくれるなと。俺のところは二十年たってもそのまま変わらず使えるって、メンテナンスも違う、質も違うといって、それと一緒にレベルを合わせてもらおうという話を言って、質の高いインフラという言葉をフレーズとしてはめ込んで、ついに中国ですらこの言葉を使うようになりましたから、この五年間で一番大きな変化はこれかと思っておりますが。
また、金を返済する側の立場に立って、ちゃんと返せる金を貸せと。返せないようにして、それを持ってくるとか、租借して、九十九年間租借するなんというスリランカでやったような手口は認めないというような話。
それから、自然災害というものの強靱性というのは、これは自然災害の多い国以外は全然興味がありませんから、そういった東南アジアの国々、インドネシア等々を含めて、これらの国を一緒にして、ここらのところだけは別の枠組みで金出すシステムにしろとか。
それから、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジというのは、何というか、世銀と日本が一緒になって、これ後からアメリカがそれに乗っかってきましたけれども、こういったようなことをやらないと、今まさに起きていますけれども、日本の場合は、昭和三十五年、岸内閣ぐらいから、あの辺から、何というんですか、国民皆保険なんて制度をやってこれだけやってきているので。健康大臣とか保健大臣だけ集まった会議やったって意味がないと、金がないんだから、金出すのはみんな財務大臣が出しているんだろうがと。財務省が出している。財務省と入れて二つ一緒で会議だと、それが条件と言って、その会議も始まりましたし、いろんなことが重点政策として位置付けるのを押し込めるような力になってきているんだと思っておりますので、今回のコロナウイルスの話を含めましても、これ、民間金融というものを総動員して一緒にやるなんて、これ日本が出した案で、それもみんな採用しておられますので、私どもとしては、今回、シェアが六%から六・八%になるのかな、それぐらいのものだと思いますけれども、日本の存在感というものを高める上で極めて大きいんだと思っておりますが。
いずれにいたしましても、日本がこれまで言ってきた提案が確実に通るようになってきているというのがこの六年間の大きな変化だと思っておりますので、更にもっと上というような感じがしないでもありませんけど、まあ急激にやるのも、少しずつきちんと上げてまいりたいと思っております。