畑中美樹の発言 (資源エネルギーに関する調査会)
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○参考人(畑中美樹君) 私、実は、四十年間ずっとこの中東と石油の問題、エネルギーの問題に関わってきているんですけれども、この四十年間ずっと同じことを言ってきているんですね。脱中東、そして、国もそうですけれども、地域も多角化しなきゃいけない。
しかし、結果的にここに来たということは、恐らく調達をしておられる各企業の皆さんも最適化を目指してやってきている結果だと思うんですね。したがって、要するにコスト面等々があります。それから、日本の各石油会社が持っている石油の精製の設備の面で適した油というのがあるんですね。したがって、私自身は、できる限りもちろんこれからも可能性を求めて国を広げる、あるいは地域を広げるということも必要だということはやぶさかではないんで同意はいたしますけれども、ただ同時に、私自身はなかなかそれは現実的に難しいだろうと。
であるなら、むしろサウジならサウジ、あるいはアラブ首長国連邦が抱えている課題、それらの国の困っていることに日本が協力をしてあげることによって、日本とサウジあるいはアラブ首長国連邦等の産油国の関係を強化する、それによってエネルギーの安全保障をより確かなものにする方向の方が近道なんではないかというふうに考えております。
具体的に申しますと、それぞれの国は、なかなか難しいんですけれども、脱石油産業ということでほかの産業を育成しようとしていますから、日本の第二次世界大戦以降の各産業を育成してきたその知恵であるとか、いま一つ、各国が今一番困っていますのは、若い人が働かないんですよね。
例えば、サウジアラビア取りますと、今大体三千三百万人ぐらい国内に人が住んでいると思うんですけれども、千四百万人が外国人の労働者なんですね。サウジの失業者、この千四百万人の外国人が全部いなくなれば、失業者いなくなるんです。ただ、皆さん、外国人がやっておられるのはブルーワーカーであったり手を汚したりということで、余りサウジの方が働きたくない職種、あるいは技術がなくて働けない職種でありますので、まず、勤労観の育成ですとかあるいは技術の移転ですとか、日本ができるそういう方向でのエネルギー安定の方向にまず力を注ぐことが私個人としては一番大事じゃないかというふうに考えております。