田中浩一郎の発言 (資源エネルギーに関する調査会)
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○参考人(田中浩一郎君) 私も長い間、イランを始め中東と関わってきているんですけれども、多様化の議論、多角化の議論、いろいろ出ている中で、現実がなかなかそれについてこないという状況は私も非常に懸念を覚えております。例えば、中東以外、じゃ、どこに目を向けるのかということで、今先生もおっしゃられました例えば東アフリカとか、あるいはもう少し遠くなりますけれども、西アフリカというところも視野に入れてもいいのかもしれません。
ただ、問題は、最終的にここの地域は、仮にホルムズを通らなかったとしても、インド洋を通り、さらにその先、マラッカを抜けて南シナ海があるわけですよね。これは少し本日の主題からは外れるとは思いますけれども、やはり海洋における、あるいは海上の安全航行の問題は、恐らくマラッカも含め、さらに南シナ海も含め今後ますます懸念が増大していくような方向性にあると私は見ておりますので、最終的に今申し上げた中東以外のところであれば、じゃ、アフリカでいいのかということはもはや問われてしかるべきなんだろうと思います。実際にはそちらの方面でガスなども開発、日本が関わっておりますので、ちょっと冷や水を浴びせるようなことになってしまうのかもしれませんが、やはりもう少し違う方向に目を向けていくべきだろうと思います。
ただ一方、そういっても、じゃ、シェールなのかとかアメリカから入れるのかといっても、これはファシリティー上、恐らくまだアメリカ側の方にその用意がないということでして、早期にこれを代替できるような環境ではないので、今まさに過渡期にあるということを理解しつつ、多角化ということをしなければいけない。
あとは、これはもう言うまでもないんだと思いますけれども、やはりエネルギー源自体の多様化を進めるということなんですが、これも、輸送用燃料としてはやはり炭化水素資源が極めて都合が我々にとってはいいわけですので、なかなか自然エネルギーだとか再生可能エネルギーだけで片付く話ではないというところはやっぱりあると思います。