畑中美樹の発言 (資源エネルギーに関する調査会)
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○参考人(畑中美樹君) どうもありがとうございます。
御承知おきだと思いますけれども、サウジアラビアのビジョン二〇三〇という、二〇三〇年を達成目標年にした総合的な経済社会開発計画というのを打ち出しております。その中でやはり彼らが言っているのは、石油産業から脱するということが一点目。二点目は、その中でやはりサウジ人の雇用を増やしていくということですね、これが第二点目で言われているところでございます。この目標自体は非常に正しいことで誰も反対するところがないんですけど、問題は、その政策というか手段、それがなかなか具体的に出てきていないところなんですね。
恐らく、サウジと日本との関係でこのサウジ・ビジョン二〇三〇を考えますと、実は、今のサウジアラビアの皇太子というのは、新婚旅行が日本に来ておられるんですね。なおかつ、奥様が時折単独で日本によく来ておられるということで、非常に日本のことをお好きでいらっしゃるんですね。日本のことがお好きでいらっしゃる中の理由の一つとして、やはり日本における、日本人が一生懸命働いている、そういう姿を目にして、そのことを非常に好いているというのを一つ挙げておられるんですね。
そういうことから考えて、やはり日本としては、現在も既に少しは始めてはいるんですけれども、もう少し踏み込んでサウジアラビアに対して政策的提言というような形で、サウジアラビアのこれからの産業の育成のためにはこういう政策が必要である、あるいはサウジ人の勤労観を改め雇用を育成するためにはこういう政策が必要であるというふうなことを、具体的な政策として日本とサウジアラビアの対話の場で御説明をするようなことが今後についてはあってもいいのかなというふうに思っております。