畑中美樹の発言 (資源エネルギーに関する調査会)
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○参考人(畑中美樹君) イランについては田中参考人が専門ですから後で相当詳しくお話しいただけると思いますけれども、イランについて我々日本人が一つ誤解しているのは、イラン人は、アメリカの政策は嫌いなんですけれども、アメリカは大好きですし、アメリカ人も好きだということですね。そこがまず基本的に一つあると思います。
いま一つ指摘しておきたいのは、やはり若者が相当増えている。恐らく三分の二ぐらいが三十歳未満ぐらいじゃないかと思いますけれども、この若い人になればなるほど今申し上げたようなアメリカに対する偏見みたいのは少なくて、むしろ好きという方が多分多いというふうに思います。
そういう中で、今後そのリスクが高いか低いかということでございますけれども、私自身は、イランは、今の最高指導者であられるハメネイさん、この方が亡くなられるときがいずれ来ると思いますけれども、そのときにどなたが後を継ぐのかということと、その継がれた方のときに、この最高指導者の権威が現在のような権威を持ってイランの国民を統治できるかということ。私はそれに対しては大変懐疑的に思っております。したがって、恐らくイラン全体としては、今よりはより自由な開けた方向に向かっていくことになるんだろうというふうに思っています。
ただ、リスクとしてそこで考えておかなければいけないのは、やはり一部の保守的な、特に革命防衛隊の中のともするとやや強硬的な考え方を持っている人たちが、そのようなときが来たときに果たしておとなしくしているかどうかという、そのことでございます。
まさにそのリスクですけれども、私自身は、それほど高くはないんじゃないか、まあ逆に言えば低いというふうに見ております。なぜかといいますと、イラン人というのはやはり非常に現実的なところもありますので、いざとなると、やはり国民がどう望んでいるかというところにかなり意見を取り寄せて、そちらの方に向かっていくんじゃないかというふうに考えております。
以上でございます。