一宮なほみの発言 (内閣委員会)
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○政府特別補佐人(一宮なほみ君) 人事院の業務概況及び令和二年度人事院予算の概略について御説明申し上げます。
人事院は、国民に対し公務の民主的かつ能率的な運営を保障するため人事行政の公正を確保し、あわせて、労働基本権の制約に対する代償措置として職員の利益の保護等を図ることにより労使関係の安定に寄与するとともに、人事行政の専門機関として時代の要請や変化に対応した人事行政施策を展開してきております。
今後も、引き続きその責務を適切に果たしてまいる所存であり、具体的には次のような施策に取り組んでまいります。
第一に、公務員の高齢期雇用につきましては、一昨年八月に国家公務員の定年を段階的に六十五歳に引き上げるための国家公務員法等の改正についての意見の申出を行いました。人事院は、政府において進められている定年引上げについての具体的な検討に必要な協力を引き続き行ってまいります。
第二に、長時間労働の是正につきましては、超過勤務命令に上限時間を設定するなどの内容を盛り込んだ人事院規則の改正を行い、昨年四月から施行しております。この制度が適切に運用されるよう、引き続き取り組んでまいります。
第三に、人材確保につきましては、採用試験を着実に実施するとともに、公務の魅力の向上とその発信に努めていくなど的確かつ効果的な人材確保策を展開してまいります。また、人材育成につきましても、各府省の問題意識や御意見を伺いながら必要な支援策を検討してまいります。
第四に、国家公務員の職場におけるパワーハラスメント防止対策につきましては、昨年三月から有識者によって構成される公務職場におけるパワー・ハラスメント防止対策検討会を開催し、本年一月に報告書が取りまとめられました。人事院としては、本検討会報告を踏まえ、新たな人事院規則を制定するなど、パワハラ防止対策を着実に実施してまいります。
第五に、公務員給与につきましては、労働基本権制約の代償機関として、適正な給与水準の確保に向けて、民間企業の給与の状況を精確に把握した上で、必要な報告及び勧告を行ってまいります。
以上、人事院の業務の概況について御説明申し上げましたが、これら人事行政等のための経費を計上した令和二年度における人事院の歳出予算要求額は九十一億三千二百万円でございます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。