矢田わか子の発言 (内閣委員会)
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○矢田わか子君 ありがとうございます。ポスドクの問題、本当大きな問題だと思っております。
これ、就職の話も出ましたけれども、私も企業にいまして、人事部門におりましたけど、やっぱり博士号を取った方とか、余り積極的な採用をしようというふうな動きはないわけですね、民間。どちらかというと、もうそこまででき上がった人は要らないわというふうな傾向にあります。たくさんそのポスドクと言われる方々がいて、不安定な身分でいながらも、正規社員として登用されるのはたった六%という数字もあります。六%です。中卒、高卒、大卒よりも低い。
そうした中で、本当に研究開発に安心して打ち込めるはずがないと思うんですね、不安定な身分なままで。是非、やっぱり産業界との連携、大学、研究機関との連携を含めて、しっかりとポスドクで活躍していただいた方が企業の中でも活躍できるような、そういう仕組みを経産省ともつないでいただき、整備をしていただきたいというふうに併せてお願いします。日本のやはりこれ宝の持ち腐れになっていないのかということを懸念いたします。
それから次に、私立大学と自治体運営の技術研究所についてお伺いをしていきます。
基本的に、世界で通用する論文の発表、イノベーションにつながる研究については、国立大学や研究開発法人に集中しています。
資料四を御覧ください。高被引用論文、つまり、各研究分野において参考論文として引用された数、世界の上位一%に入る卓越した論文数の国内の機関のランキングと、科学研究費の大学別配分のランキングを示しているものであります。
こちらから分かるように、研究者個人、研究グループに配分される科研費は、結果的には大きな研究設備や多くの研究員を抱える旧帝国大学を中心とした国立大学に重点配分されています。しかも、旧帝大の七大学だけで全体の大学の約四〇%を占める、そんな状況にあります。
そして、大学について言えば、高被引用論文数と国からの研究費は正の相関関係にあります。では、私立大学や民間の研究所では高度な研究、世界に通用する論文は期待できないのかと。そうじゃないはずなんです。当然、人、物、金という研究資源が集中した方が効率的、効果的であるのかもしれませんが、他方で、実際に歴史的な発明や発見をしたり、予想も付かないような技術を開発する人はどこに埋もれているか分からない。とがったと言われるその研究者、とんでもない発明をしたという事例は幾らでもあります。自分の出身のところの話をして恐縮ですが、やっぱりちょっと変わっているなと言われる人がとんでもない発明して大きな特許を取ったりというようなことも過去にもたくさんあるわけですよ。
そういう方々を、やはり不公平なくきちっと網羅的に探し出して、しっかりとそのとがった発想なりを、イノベーション、日本の本当にもしかしたら大きな爆発的な経済発展につながるような開発になるかもしれないという位置付けで拾い上げる何かやっぱり仕組みが私は必要なんじゃないかというふうに考えておりますが、そうした仕組みについて御見解をお願いしたいと思います。