大倉多美子の発言 (内閣委員会)
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○参考人(大倉多美子君) 私も長い間、研究職、それからイノベーションの特許関係にも立ち会ってまいりましたけれども、その点でずっと今日まで女性研究者というのは非常に虐げられておりまして、大体ノーベル賞を取られている先生方の下でほとんどの実験をやっているのは女性です。その辺をよく皆さん方、分かっていただきたい。全部女性なんです。
女性は非常に持続性があって、実験も上手なんですね。ですから、実証のものです、科学技術とかそういうのは全部実験が伴わなければ実証の学問にはなりません。そこが非常に問題のあるところなんですね。それで、肉体労働者として女性は今までずっと使われ続けてきています。そこを何とか打破しなければいけないということで、一つは、やはり研究成果を、非常に優れた女性研究者はたくさんおります。ですけれども、皆さん日の目を見ないわけですね。そういう形で使われ続けております。ですから、そして、ちょうど成果を上げなきゃならない時期に結婚、出産、育児、それが入ってきます。ですから、そのときはどうしてもスローダウンせざるを得ない、ペースダウンせざるを得ないんですね。
それで、アメリカなんかですと、要するにテクニッシャーという正規のポストがあります。それを是非日本も入れていただきたいと思うんですね。そして人間を、人材を増やしていただきたい。そうすると、女性がそういう産休とかそういうのに入った場合に、実験をしなきゃいけないんですね、継続させなきゃいけない。そのときにそういうテクニッシャーを回して補充するということをやれれば、非常に女性が研究をしやすくなると思うんですね。ですから、そういうものをやはり是非導入していただきたいというのが一つあります。
それから、要するに人材育成ということに関しまして、今、実際に、日本の理科教育ですね、理科教育が全く駄目になっています。小学校で理科の実験を全くしていません。自然のやはりノウハウですね、ノウハウを知り、自然界のノウハウを知り、そして命の大切さを教える、それはやはり理科実験をしなければ駄目なんですね。自然界に連れ出さなきゃいけない。それのノウハウをもう小さいとき、小学校一、二年生でそれをやらなければいけないんですが、理科教育が全く今なされていません。理科実験もやられていません。その上、臨海学校だの林間学校だの、そんなのも全部中止になっております。
それで、ですけれども、その頃というのは、男女問わず理科の方向に進みたいという欲望の強い子供たちがたくさんおります。その芽を全部潰しているのが日本です。ですから、やはりそこにやっぱり女性の専門職の教員を置いていただきたいと思うんですね。
やはり、昔はみんな、要するに、理科とか、それから図画工作、美術、音楽、これは専門職が必ずいました。ですから、いろんな実験もできたわけですね。それから、時間数も全く減ってしまいました。ですから、その辺のところをきちっとやはり考えていただきたいと私は思っております。
まだたくさん言いたいことはありますけれども、もう時間でございますので。