宮腰光寛の発言 (農林水産委員会)

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○衆議院議員(宮腰光寛君) ASFは、現在我が国で広がっているCSFよりも病原性が強く、口蹄疫と異なり、ワクチンも存在しておりません。また、ASFは、我が国ではいまだ発生していないものの、周辺諸国においては急速に拡大をしてきております。
 既に、水際では、一昨年十月以降、生きたASFウイルスが二件確認されたほか、ASFウイルスの遺伝子を含む肉製品等が八十件以上確認をされております。そして、昨年九月には近隣の韓国でASFが発生し、さらに、昨年十二月には我が国と同じく島国のインドネシアでの発生が判明し、島国でも侵入のリスクが高いことが改めて認識をされたところであります。こうした中、韓国では速やかな予防的殺処分が行われ、昨年十月を最後に飼養豚での発生が抑えられていると承知をいたしております。
 このような状況を踏まえると、ASFが万一我が国で発生した場合において確実にこれを封じ込めるためには、現行法では口蹄疫にしか認められていない予防的殺処分をASFについても可能とするための法整備を一刻も早く行う必要があります。
 なお、御指摘のとおり、平成二十二年の口蹄疫の発生時には予防的殺処分という法制度が存在せず、感染拡大のスピードを抑えるため、農家の協力を得て、殺処分を前提としたワクチン接種を開始いたしました。その後、与野党合意の下に議員立法で予防的殺処分を可能とする口蹄疫対策特別措置法を制定をし、その施行後直ちに予防的殺処分を行い、その封じ込めに成功したという経緯があります。
 口蹄疫の発生時の経緯も踏まえれば、ASFの急速かつ広範囲な蔓延を一刻も早く防止するためにはあらかじめ予防的殺処分を可能とするための法整備をしておく必要があり、家畜伝染病予防法の抜本的な見直しに先行して、与野党合意の下に緊急に法整備を目指すこととなった次第であります。

発言情報

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発言者: 宮腰光寛

speaker_id: 10351

日付: 2020-01-30

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会