伊藤孝恵の発言 (文教科学委員会)
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○伊藤孝恵君 では次に、コロナ禍の学校現場について、大臣に認識を伺いたいと思います。
かねてより大臣にお願いしております全国学校一斉休校の効果検証、影響評価というのはその後も進んでいないというふうに承知しておりますが、今日資料をお配りしております。第一波で分かったことは、資料一を御覧ください、主な感染経路は飛沫感染、接触感染、特に接触感染ということ、また、資料二を御覧ください、実際重症化したり亡くなるのは高齢者が多く、子供、十代の重症者、死亡率は、現在の日本においてはゼロという事実です。
どうやら二週間という長いウイルス潜伏期間の間に、免疫力のある者は抗体ができて無症状化し、免疫力が落ちている者は発症に至り、基礎疾患のある場合は重症化するのではないかとの指摘や、この無症状感染者を徹底したPCR検査によってあぶり出し隔離しなかったことで、現在、中国の春節旅行客由来の武漢型、欧米帰国者由来のイタリア型、そこから変異した東京・埼玉型と呼ばれるコロナウイルスがエピセンターを形成してしまったと指摘する専門家もいらっしゃいます。
また、最も感染症対策を困難にしているのは、SARSなどの発病してからヒト・ヒト感染する病気と違い、コロナは潜伏期、症状が出る前から感染するということです。
さて、このような外形的事実を踏まえ、学校現場で起こっている課題、まずマスクについて伺いたいと思います。
私の手元に文科省の事務連絡があるんですが、体育などを除き、基本的には常時着用と書いてあります。熱中症への対応もするように付記してありますけれども、基本的には常時着用。この言葉の効力は、疫学的知見を持たない学校現場にとっては天の声なんですよね。そして、担任の先生にそう指導された子供たちにとっては、またそれも天の声なんです。
資料三を御覧ください。毎年学校現場で起きている熱中症の件数です。無念の極みですが、亡くなる子供も例年後を絶ちません。過去五年の七月、八月の平均気温も参考に付けておきましたけれども、今年は六月二十四日までに四十七都市全てで真夏日を記録しています。六月の気温は、仙台市で平年より二・四度高く、東京では一・八度、名古屋で一・九度など、いずれの都市でも平年値を上回っており、昨年より暑くなる蓋然性が高いと言えます。
我が家の七歳も、今年一番の暑さを記録したおととい、三十一・九度でした、体育の後に気分が悪くなったそうで、学校に迎えに行ったら第二保健室なる場所で寝ておりました。保健室がいっぱいで入れなかったそうです。
マスクは暑いだけではなく、口元が湿っているので水分不足に気付くのが遅れます。幼稚園や低学年、発達障害児はマスクをずっとしていられません。聴覚障害を持つ子供は、口元が見えないと不安です。学校ではマスクではなくフェースシールドでは駄目かと聞いたら、駄目だと言われた保護者もおります。
これ、もし、マスク着用がないと駄目だという論拠が、空気感染をするとかエアロゾル感染を疑うエピセンターレベルだとしたら、これはもう即休校にしなきゃいけないレベルですし、飛沫感染を止めるためであればフェースシールドでも構わない。もっと言えば、このウイルスは接触感染、媒介感染しないのだから、指先のウイルスが皮膚からしみ込んでいくわけじゃないんで、ここにウイルスが付いても触らなければ感染しないんだから、徹底すべきは、マスク絶対というよりも、小まめな手洗い又は小まめな指先、指の消毒ということになります。
灼熱の夏休みでも授業をするというふうにもう決めたんですよね。ただ、この事務連絡の書きっぷりでは、体調不良続出で授業どころではなくなるというふうに思うんですが、いかがでしょうか。