伊藤孝恵の発言 (文教科学委員会)
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○伊藤孝恵君 おはようございます。
冒頭、大臣に御礼を申し上げたいというふうに思います。
去る三月十八日の委嘱審査において、二〇二二年の四月、成人年齢の引下げによって、在学中に成年年齢に達する学生が今年四月に入学してくるにもかかわらず、文科省から学校現場へ、生徒指導、進路指導、退学、休学等に係る手続や校納金についての入学前に必要な事務手続があるのかないのか、あるならそれは具体的に何だというような指針が出ていないので、現場が大変困惑していますという旨を述べさせていただきましたところ、大臣から、極めて重要な指摘であり、もっと自分たちも想像力を働かせて、どういう事態が起こり得るのかというのをもう少しきめ細かくしっかりシミュレーションしなきゃというふうに私も思います、新年度を迎える前にもう一度分かりやすくしたいと思いますと御答弁いただきました。
その言葉のとおり、僅か十二日後の三月三十日、文科省の考え方を詳細に記した事務連絡を全国に発出いただきました。これ、手元に私あるんですけれども、かなり踏み込んだ内容で、いつまでに何をやればいいのかがよく分かるQアンドAでございました。この短い期間でおまとめいただきました御担当者様、御担当部局、それから、これ大臣からの指示があったと伺っております、大臣、本当にありがとうございました。
さて、本日は、子どもの権利条約三条、子供は権利の主体であり、大人は子供に関わる全ての活動において、子供の最善の利益を第一に考慮しなければならない、この観点から質問をさせていただきます。
と申しますのも、今回の新型コロナウイルス感染拡大という非常事態の中における政府の対応を見ていると、それは子供の最善の利益を考えてのことなのか、それは子供にどういうふうに説明をしたらいいのか、そう言わずにはいられない施策が横行しております。そして、それは日本のみならず世界的にも見られる傾向であるため、去る四月八日には、国連子どもの権利委員会が声明で、子供の権利を保護するように求めました。
大臣に伺います。
子供には、子どもの権利条約十二条にあるように、自分たちに影響を及ぼす全ての事柄について自由に自己の見解を表明する意見表明権があります。この意思表明権の保障は、子供が必要な情報を適切に与えられた上で、自分がどう思うか、自己の見解を形成し、それを表明し、受け止めてもらう、この一連の過程の保障であります。
しかし、今回、全国一斉休校という大きな出来事について、責任ある大人から十分に説明があったか、その意見を表明する機会を与えられていたか。科学的根拠のない政治判断というものにより、学校で友人たちと学ぶ権利を制限されるに至りました。また、ここに来て、学びの空白期間の遅れを数年掛けて解消だとか、九月入学の検討などの情報が飛び交っております。まだ子供だから分からないだろうというのではないと思うんですね。五歳であったり、七歳であっても、また、もちろん十五歳であっても、子供は学びの主体でありますから、子の教育を受ける権利、条約の二十八条、二十九条にも明記されております。
そこで、大臣に御提案をしたいというふうに思います。
三月十四日にデンマークの首相が初めて、コロナ関連で大人の参加を禁じた子供向け記者会見を開いて以降、十六日にはノルウェー、十八日にはニュージーランド、二十日にはスウェーデン、四月五日にはカナダの各国首相が子供たちに向けて記者会見を行っております。韓国でも四月二十九日に担当大臣が子供向け記者会見を行いました。
内容は、恐怖を感じることは悪いことではないんだと時間を掛けて説明をしたり、医療従事者やエッセンシャルワーカー、そういった方たちの協力の下、みんなの協力の下、社会が形成されている、そういったことを伝えたり、それからさらに、コロナに感染した友人がいるんだけど、もう僕は友人に会えないんだろうかと質問した子供に対して、治療して回復すればまた必ず会えるから、どうか友を仲間外れにしたり避けたりしないで元気付けてあげてと話しかけたり、とても大切な時間だというふうに感じました。これ、日本語の字幕が付いている動画もたくさんございますので、是非大臣、一度御覧いただきたいというふうに思います。
この子供向け記者会見というのを、この実施を安倍総理に御進言いただく、又は萩生田大臣自ら行っていただく。いかがでしょうか。