文教科学委員会

2020-05-21 参議院 全118発言

⚠️ 発言のコピー・転載時は出典元URL(kokkai.ndl.go.jpおよびkokkai-data.com)を必ず残してください。改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

会議録情報#0
令和二年五月二十一日(木曜日)
   午前十時開会
    ─────────────
   委員の異動
 四月七日
    辞任         補欠選任
     高木かおり君     梅村みずほ君
     井上 哲士君     吉良よし子君
 四月八日
    辞任         補欠選任
     松川 るい君     世耕 弘成君
     三宅 伸吾君     佐藤  啓君
     元榮太一郎君     衛藤 晟一君
     塩村あやか君     蓮   舫君
 五月十二日
    辞任         補欠選任
     石川 大我君     福山 哲郎君
 五月十三日
    辞任         補欠選任
     福山 哲郎君     石川 大我君
 五月二十日
    辞任         補欠選任
     世耕 弘成君     森屋  宏君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         吉川ゆうみ君
    理 事
                赤池 誠章君
                石井 浩郎君
                こやり隆史君
                水岡 俊一君
    委 員
                上野 通子君
                佐藤  啓君
               三原じゅん子君
                森屋  宏君
                伊藤 孝恵君
                石川 大我君
                横沢 高徳君
                蓮   舫君
                高瀬 弘美君
                梅村みずほ君
                松沢 成文君
                吉良よし子君
                舩後 靖彦君
   国務大臣
       文部科学大臣   萩生田光一君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        戸田 浩史君
   政府参考人
       文部科学省総合
       教育政策局長   浅田 和伸君
       文部科学省初等
       中等教育局長   丸山 洋司君
       文部科学省高等
       教育局長     伯井 美徳君
       文部科学省高等
       教育局私学部長  白間竜一郎君
       文部科学省科学
       技術・学術政策
       局長       菱山  豊君
       文部科学省国際
       統括官      大山 真未君
       スポーツ庁次長  瀧本  寛君
       文化庁次長    今里  讓君
       厚生労働省大臣
       官房審議官    本多 則惠君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○政府参考人の出席要求に関する件
○教育、文化、スポーツ、学術及び科学技術に関
 する調査
 (新型コロナウイルスを想定した「新しい生活
 様式」の学校等における実践に関する件)
 (子どもの権利条約に照らした全国一斉学校休
 業措置等の在り方に関する件)
 (学びの保障の観点からの九月入学の有効性及
 び検討の在り方に関する件)
 (放課後児童クラブ等におけるICT環境の整
 備に関する件)
 (学校における性教育の在り方に関する件)
 (学生支援緊急給付金の支給対象者の要件に関
 する件)
 (遠隔授業における障害のある学生に対する合
 理的配慮に関する件)
    ─────────────
この発言だけを見る →
吉川ゆうみ#1
○委員長(吉川ゆうみ君) ただいまから文教科学委員会を開会いたします。
 委員の異動について御報告申し上げます。
 昨日までに、高木かおりさん、井上哲士さん、塩村あやかさん、元榮太一郎さん、三宅伸吾さん及び松川るいさんが委員を辞任され、その補欠として梅村みずほさん、吉良よし子さん、蓮舫さん、衛藤晟一さん、佐藤啓さん及び森屋宏さんが選任されました。
    ─────────────
この発言だけを見る →
吉川ゆうみ#2
○委員長(吉川ゆうみ君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りをいたします。
 教育、文化、スポーツ、学術及び科学技術に関する調査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、文部科学省総合教育政策局長浅田和伸さん外八名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →
吉川ゆうみ#3
○委員長(吉川ゆうみ君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ─────────────
この発言だけを見る →
吉川ゆうみ#4
○委員長(吉川ゆうみ君) 教育、文化、スポーツ、学術及び科学技術に関する調査を議題とし、質疑を行います。
 質疑のある方は順次御発言願います。
この発言だけを見る →
赤池誠章#5
○赤池誠章君 自由民主党の赤池誠章でございます。
 チャイナ武漢発の新型コロナウイルス感染症が国内外で蔓延をしているわけであります。お亡くなりになりました方々に対し御霊の平安を祈念し、そして御遺族にはお悔やみを申し上げます。また、感染なさった方々や御家族の皆様方にはお見舞いを申し上げますとともに、医療関係者始めそれぞれの立場で闘う全ての人々に対して敬意と感謝、そして連帯の思いを伝えたいと思います。
 文教科学政策は国家の基本であります。長い伝統を持つ我が国をつなぎ、そして守り、発展させる根幹だと思っております。まさに、国づくり、地域づくりは人づくりからであります。先人たちの努力と英知の結集の上に今日があるわけであります。受け継ぐものはしっかり受け継ぎ、その一方で、時代の変化に合わせて変えていくものも変えていかなければなりません。
 冒頭触れたように、今回の新型コロナウイルス感染症が世界で大流行しているわけであります。我が国にとっても国難であります。危機であるからこそ、改めて国家の基本である文教科学の力が試されているのではないかと思っております。
 感染症対策として、政府では二月末に、全国的な大規模な文化、スポーツ大会の自粛要請、そして学校には全国一斉休業の要請を行いました。四月に入りまして緊急事態宣言が全国に発令されて、約三か月近く学校が休校となっているわけであります。先週の五月十四日には三十九県が解除され、そして本日二十一日には更に解除がなされると聞いているところでございます。とはいえ、特定警戒地域も残るというわけであるわけでありますから、そういう面では全国各地域が感染状況に応じてそれぞれの状況を抱えているということだと思います。
 文部科学省におかれましては、数度の通知を関係機関に発出をして感染症対策を実施してきたわけであります。宣言の解除又は引き続き特定警戒地域という、そういった実情の中で、政府では新しい生活様式、日常というものを国民全体に求めているわけであります。それに合わせた初等中等教育の取組をどうするのか。長期休校で子供たちの学びは今後どう保障されるのか。高校入試もございます。学校、保護者への支援等々、改めて当局の見解を伺いたいと存じます。
この発言だけを見る →
丸山洋司#6
○政府参考人(丸山洋司君) お答え申し上げます。
 今後の学校再開に当たっては、社会全体が長期間にわたりこの感染症と付き合っていかなければならないという、そういった認識に立ち、その上で、御指摘の新しい生活様式の考え方も踏まえつつ、可能な限り感染リスクを軽減をさせながら、地域の感染状況に応じて段階的に実現可能な学校教育活動を実施していくことが重要であるというふうに考えております。そのため、現在、学校において新しい生活様式を踏まえた取組が円滑に進むよう、学校における新型コロナウイルス感染対策に関する衛生管理マニュアルの作成準備を進めているところでございます。
 また、児童生徒の学習機会の確保につきましては、まずは最終学年などを優先した登校日の設定や分散登校の実施といった工夫をしていただきつつ、学校再開後は、時間割編成の工夫や長期休業期間の短縮、土曜日の活用などにより、学校における指導を充実していただくことが重要であるというふうに考えております。また、年度内に指導を終えるように努めても、なお臨時休業や分散登校の長期化などにより指導を終えることが難しい場合には、特例といたしまして、最終学年以外の児童生徒について次年度以降を見通した教育課程を編成すること、また、学習指導要領に定める内容が効果的に指導が行えるよう、授業における学習活動を重点化することも考えられることなどにつきまして、五月十五日付けで通知でお示しをしたところであります。
 また、高校入試の関係でございますけれども、高校の入学者選抜におきましては、特定の受験者が不利益を被らないよう配慮することが重要であると考えられます。令和三年度高等学校入学者選抜における出題範囲や内容、方法については、地域における学習状況を踏まえ、例えば、中学校三年生からの出題が適切な範囲となるように設定をする、また、問題を選択できる出題方式とする、また、さらに面接や作文等の学力検査以外の方法も用いるなど、実施者の判断において工夫を講じていただくことを五月十三日付けの通知で依頼をしたところであります。
 また、感染症対策や児童生徒の学びの保障をしっかりと行えるよう、学校や保護者への支援策といたしまして、学校全体における指導体制充実のための教員の加配、学習指導員、スクールサポートスタッフの追加配置、さらに、学校現場が教材、消毒液の購入などに弾力的に活用できる経費の支援などについて、引き続き全力で取り組んでまいりたいと考えております。
 今後、長期間この新たな感染症とともに社会で生きていかなければならない状況の中、各学校において感染症対策や児童生徒の学びの保障をしっかりと行えるよう、文部科学省としても引き続き全力で取り組んでまいりたいと考えております。
この発言だけを見る →
赤池誠章#7
○赤池誠章君 衛生管理マニュアルというのはいつ発出なされるわけでしょうか。もう今日も解除がなされるし、そういう面ではもう日程あると思いますので、局長、改めてお伺いいたします。
この発言だけを見る →
丸山洋司#8
○政府参考人(丸山洋司君) マニュアルの関係につきましては、去る五月の十四日の専門家会議の提言で、地域区分を踏まえた考え方を参考としながら、それぞれの地域区分を学校の生活圏に当てはめた場合の行動基準などそういったものを、近々ということで、できれば明日には発出をできればというふうに今考えているところでございます。準備を今進めております。
この発言だけを見る →
赤池誠章#9
○赤池誠章君 今局長がおっしゃったように、感染状況が全国様々でありますけれども、心配しているのは、分散登校というのは、当面これはそのとおりだと思うんですね。ただ、学級を二つ三つ分ける、また、時差通学や二部授業みたいな形になったら、これどう考えても学習時間は確保できない。じゃ、学校の情報化が、一人一台端末が、全て家庭環境にもWiFi環境があるとか、そういうことがあればいいんですが、御承知のとおりこれはなかなか難しいと。
 そうすると、それでなくても、三月の質問でも聞きましたが、SES、親の社会的経済的地位、つまり親の学歴や経済力によって子供の教育格差があるというのは、これは国際的にもそうですし我が国も例外ではないという、そういった現実があるわけでありますから、どう考えても今回の学校の長期休暇によってSESによる学力の格差が広がっている可能性があるというのが専門家の指摘でございます。
 そういったことを考えると、このまま分散登校を続けるというのはやっぱり無理があると。そうすると、身体的距離を取って、学級を分けないでどうするかということは大変喫緊な課題であります。衛生管理マニュアルを明日には発出したいということでありますから、当然、身体的距離を取るけれども、やっぱり学級を分断するとか分けるということでは、これはなかなか無理があるということでありますから、これは現実的なマニュアルを発出をしていただきたいというふうに思っております。
 そういう面では、そのSESを踏まえた学力格差を越えるということは、先ほど局長お話ししていただいたように、やっぱり教職員の加配や学習指導員、今回は大臣の肝煎りで人材バンクもつくって、退職教員や学習塾の講師の方々にも、特別免許を含めて様々な形で人材の協力をお願いしていると聞いておりますから、そういった加配や増員、スクールサポートスタッフ、さらに、これ学校の情報化は待ったなしでありますけれども、そういったことを契機に、やっぱりSESを乗り越える新たな学習活動、実効的な政策をこれを契機に更に強力に進めていただきたいと思いますし、我々もしっかり二次補正含めて協力いたします。
 その中で、局長触れられなかったんですが、今回、感染症への不安とか長期休校による生活の乱れ、ゲームの依存等、心身の健康の支援、これまた不可欠でありまして、保健の先生や栄養教諭、学校医、また精神面の支援を行うスクールカウンセラー、福祉との連携を図るスクールソーシャルワーカーなどの活用が重要だと言われているんですね。しかし、残念ながら、先日、総務省から文部科学省に行政勧告がございました。スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー等の学校の専門スタッフの活用が不十分だという指摘を受けています。
 せっかく予算措置をして、我々協力しながら配置をしてきたわけですが、活用している地域もある反面、十分活用できていない地域もあるということでありますから、今回、しっかりそのことも踏まえて、やっている地域、好事例があるわけですから、それを全国に広げていただく。また、スクールカウンセラー、ソーシャルワーカーの配置も引き続きお願いをしたいというふうに思います。
 続きまして、感染症対策というと、WHO、世界保健機構が当然対応しているわけでありますが、それ以外にも国際機関として様々な活動をしていると聞いています。文部科学省は、ユネスコ、国際連合教育科学文化機関と連携しているわけでありますが、今回、感染症が蔓延する中で教育分野での国際協力の取組があると聞いております。どのような取組か、そして文科省の対応をお聞かせください。
この発言だけを見る →
大山真未#10
○政府参考人(大山真未君) お答えいたします。
 ユネスコにおいては、三月上旬から世界各国の学校休業に関するデータを公表、更新しているほか、教育分野における各国の取組を共有するための特別会合を継続的に開催しております。こうした調査や会合は、ユネスコとユニセフ、世界銀行等との共同による学校の再開ガイドラインの策定などの成果に結び付いております。文部科学省としても、こうした取組に積極的に参加し、発信を続けております。
 会合においては、文部科学大臣から、子供たちの安全の確保と学習の機会の双方が確保されるよう他機関との連携も強化してほしいと呼びかけを行ったところ、ユネスコ以外の国際機関や民間とも連携して、子供たちの学びの保障を目指すグローバル教育連合の設立につながったところです。また、臨時休業中の子供たちの学習に著しい遅れが生じることがないよう、ICT等も活用した家庭学習と登校日の設定等による教師の対面での学習指導や学習状況の把握の組合せの重要性を伝え、諸外国からも賛同を得ているところです。
 世界が危機に直面する中、日本には国際的な発信も強く期待されています。今後とも、我が国の知見を共有するとともに、ユネスコのイニシアチブを支援してまいります。
この発言だけを見る →
赤池誠章#11
○赤池誠章君 三月二十三日、第一回、萩生田大臣が遠隔会議でジャンニーニ・ユネスコ教育担当事務局長補と意見交換をしたというふうに聞いております。教育担当者は、学問的、技術的、情緒的に生徒と教師がつながっているということが大変重要であること、デジタルラーニングは休業、補習時の補完的役割を果たすことにつながること、この経験を遠隔教育にとってスタート地点だというふうに述べたということであります。
 ユネスコ、国際機関にとっても、遠隔教育、デジタル化は当然とはいえ、やっぱりそこには生徒と教師の連携、結び付きが大事だということを国際的にも言われているということでありますし、そういう面では文部科学省の取組は大変重要だと思っております。一部、遠隔教育をすれば先生はなくてもいいというような議論もありますけれども、そういったことではないということだと思っているところであります。
 続きまして、初等中等教育だけではなくて、大学や専門学校の高等教育機関における文部科学省の感染対策の取組、新しい生活様式、日常にどう対応していくのか。これは、大学入試という人生にとっても大きな課題がございます。さらに、経済的に厳しい学生の支援策について、我々も要望をしているわけでありますが、改めて当局の見解を、大学そして専門学校、それぞれ担当局長から御答弁をお願いいたします。
この発言だけを見る →
伯井美徳#12
○政府参考人(伯井美徳君) お答えいたします。
 各大学等に対しましては、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の取組、あるいは新しい生活様式の周知というのを図りつつ、必要な学習機会を確保するよう累次の通知で求めているところです。
 具体的には、特に遠隔授業の取組を推進するため、その条件等の明確化を図るとともに、遠隔授業の実施に必要な環境整備に係る経費を先般の補正予算に計上したところでございます。全国の大学等のうち約七割が遠隔授業を実施しておりまして、残りにおいてもほとんどが遠隔授業の実施について検討、準備を行っているところでございます。
 また、困窮学生支援につきましては、貸与型奨学金、あるいは本年四月から開始した高等教育修学支援新制度におきまして、今般の感染症の影響を受けて家計が急変した場合、それを加味した所得見込みで支援の判定を行うというようなことを取り組んでいるほか、今般、予備費を活用いたしまして、アルバイト収入の激減等により困難に直面している学生の学びの継続のための緊急給付金を創設することとしたところでございます。
 大学入試につきましては、まずAO入試とか推薦入試においてオンライン面接を実施すること、あるいは様々な大会等が中止になっている中で、その成果の獲得に向けたプロセス、努力を評価するなど、現時点における各大学への配慮事項を五月十四日付けで通知したところであります。
 一般入試を含めた大学入試の日程全体の対応というのが非常に重要な課題と考えております。これにつきましては、高校生への学習機会の確保に全力を注ぐということを前提といたしまして、感染拡大、終息の状況を見極めながら、高校、大学関係者と十分に相談しつつ、受験生の立場に立って、大学入学選抜実施要項等で周知してまいりたいと考えております。
 引き続き、しっかりとした大学、学生への支援ということを対応してまいりたいと考えております。
この発言だけを見る →
浅田和伸#13
○政府参考人(浅田和伸君) 文科省として、専門学校に対しても、新型コロナウイルス感染症への対策、対応に関してこれまでも累次の周知、要請を行うとともに、新しい生活様式についてもこれを踏まえて感染症対策を講じていただくようにお願いをしております。
 全国の専門学校では、生徒と対面した形での授業が困難な状況下での学習機会を確保するために、既に六割強で遠隔授業を実施しています。現在、実施検討中というところを含めると八割を超えております。文科省としても、先般成立した補正予算において、各専門学校等の通信機器の整備等に必要な経費を計上して財政的な支援を行っているところです。
 加えて、今回の感染症の影響で経済的に困窮した生徒を支援するために新たに創設した学生支援緊急給付金による支援を専門学校の生徒に対しても行うとともに、専門学校が独自に行う授業料減免等の生徒への支援策については、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が積極的に活用されるように都道府県等に対して周知を図っているところです。
 専門学校の入学者選抜の取扱いにつきましては、大学入学者選抜におけるAO入試、推薦入試の実施に当たっての留意事項を参考にしながら、一人一人が安心して受験に臨めるように、十分に配慮の上、準備を進めていただくことを周知しました。
 引き続き、しっかりと生徒、専門学校を支えていきたいと思います。
この発言だけを見る →
赤池誠章#14
○赤池誠章君 遠隔教育は、初中教育と同様に、大学、専門学校だから十分という、なかなかやっぱり、比率は高いと思いますが難しいと思います。学校支援のみならず、学生の家庭環境を含めた遠隔教育の支援をお願いをしたいと思います。
 困窮学生については、五月十九日に閣議決定していただきまして、速やかに一人十万円、住民非課税世帯二十万給付をしていただきます。改めて御礼を申し上げたいと同時に、是非今後、授業料減免も二次補正でしっかり入れ込んでいただいて、大学はもちろん、専修学校も対応をお願いをしたいと思います。
 その中で、課題としては各省庁の指定養成機関というものがございます。そういう面では、厚労省であったり国交省であったり、そういった指定養成機関に対して、文科省は所管ではないのではなく、大学、短大、専門学校も指定養成機関になっていますから、是非、省庁間連携をしっかりやっていただいて、今回調整をお願いしたいと存じます。
 その中で一つ気になるのは、九月入学の件でございます。急遽、この九月入学が今回のコロナ対策の解決の選択肢の一つということなんですけれども、これに対して、今なぜここでという大変な疑問を持っている一人でございます。移行に当たっては膨大な労力が掛かるわけでありまして、政府自体の検討でも、法令改正、最低でも三十三本以上、費用は少なくとも五兆円を超え、その影響は全ての個人、企業に及ぶわけであります。
 入口として、移行する百万人の子供たちの受皿問題、保育園だったら待機児童問題、学校だったら、保育園も含めて、人員、場所、施設の予算が掛かるわけであります。都市部だったら確保はどうするのかと。五年掛けて移行すれば、学年を分断することにもなるわけであります。出口の問題としては、高校、大学の先ほど言った入試、二百近い国家資格、就職どうするんだと。これ大々問題でありまして、それでなくても、初等中等教育は地方自治体が主体となっていて、今コロナ対策で手いっぱいの自治体に、更なる負担を同時期に求めることにもつながるわけであります。
 九月入学、本当に学びの保障につながるのか。先ほどSESの話もさせていただきましたが、単に時間をずらすだけだったら、そのSESを乗り越えるような学力の保障というのは難しいわけであります。そういう面では、これは単に時間という機会を保障するだけであって、学力という結果の保障にはつながらないということであります。そういう面では、時間を延ばすというだけでなく、先ほど言ったような補習であったり学校の情報化をしっかり進めていくということであります。
 国際化といえば、これ半年遅れでありますから、元々、九月入学というのは半年前倒しをしようという話です。国際的に一年遅れになるわけでありますから、これもいかがなものかと言わざるを得ないわけでございます。
 改めて、そういう面では、今回の九月入学に関しましては、改革という名の下で更なる課題を関係者に押し付けることになりかねないということに非常に危惧をしているわけであります。ある方は、大学入試改革の結論も出ていないのに九月入学かというような厳しい指摘もありますし、五か月の強制留年制度を導入するのかということであります。まずは、目の前の子供たちの学びの保障をしっかりやること、その上で、落ち着いた段階で半年前倒しをするための議論をすればいいのではないかということを改めて申し上げたいと存じます。
 そして、我が国は教育と同時に科学技術立国でありますから、改めて科学技術の研究環境も大変な状況だというふうに思っています。それから、社会貢献の問題もあります。二問続けて、科政局長に、その辺の状況と今後の社会貢献活動についてお伺いをさせていただきたいと思います。
この発言だけを見る →
菱山豊#15
○政府参考人(菱山豊君) まず、研究環境でございます。
 新型コロナウイルス感染症専門家会議の御提言で、新しい生活様式では、基本的な感染対策といたしまして、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗い等、そういったことが示されておりまして、これは当然研究機関においても取り入れられていくべきものと考えております。それに加えまして、実験施設、設備の利用に当たりまして、短時間の効率的に利用するための運転計画の構築、また利用時間の共有や記録、そして設備の遠隔利用の積極的推進等が考えられております。
 文部科学省におきましては、先週十四日、こういったことを含めまして、感染拡大の予防に努めつつ研究活動を実施するに当たっての留意点、工夫例等をまとめました感染拡大の予防と研究活動の両立に向けたガイドラインを作成いたしまして、大学や研究機関等に周知したところでございます。
 今回の事態は、研究におきますまさにサイバー空間とフィジカル空間を融合させるソサエティー五・〇の実現の加速にもつながるということが考えられまして、今後とも、感染拡大の予防に最大限留意しつつ、現場の状況もお伺いしながら、我が国の研究活動が着実に進んでいくように取り組んでまいる所存でございます。
 それから、もう一つの御質問である社会への発信についてでございます。
 新型コロナウイルス感染症に係る社会貢献といたしましては、大学や研究機関におきまして、研究者、研究機関向けの情報発信のほか、感染症に関する情報の発信や子供向けのコンテンツの提供を行っているところでございます。
 まず、情報発信といたしましては、私どもの科学技術・学術政策研究所における新型コロナウイルスに関する国民意識の調査、また、それからもう一つ、研究動向の調査結果、調査のこれらの結果の公表をしておりますし、また、科学技術振興機構におきましては、視聴者の疑問に専門家が答える番組の配信をオンラインでしております。
 また、理化学研究所におきましては、ウイルス研究、検出方法や治療薬開発のためのデータの公開、またスパコン「富岳」等の大型研究施設の利用活用に関する情報の発信をしております。
 また、政策研究大学院大学におきましては、感染症の専門家のインタビューや過去の研究動向の公開などを行っております。
 また、JST、科学技術振興機構におきましても、新型コロナウイルス感染症に関する論文分析など、世界の研究動向を調査しているところでありまして、今後こうした科学的知見を分かりやすく公表していきたいというふうに考えております。
 また、子供向けのコンテンツというものも公開しておりまして、例えば科学技術振興機構におきましては、休校中の子供たちを対象にした特設サイトを設置しておりまして、科学に身近に触れる動画や記事を発信しております。
 また、物質・材料研究機構……ヤジあっ、済みません。
 あと、JAXAなどでも科学に親しむ動画や教材を公表しているところでございまして、こうしたことを今後とも積極的に行っていきたいと思っております。
この発言だけを見る →
赤池誠章#16
○赤池誠章君 やっていることはそれぞれ分かるんですが、例えばジョンズ・ホプキンス大学とかロンドン・スクール・オブ・エコノミクスとか、それぞれやっていることが全然伝わってこないので、是非連携してまとめて国内外に発信をしていただきたいと思います。
 時間が迫ってまいりまして、文化、スポーツのこともお伺いをしたいと思います。
 それぞれガイドラインを発出してやっているということなんですが、スポーツでいえば、例えばマスクどうするのかとか、部活動のときに格闘技や接触するスポーツ、文化でいえば、会場を定員を空けたら半分以下しかならないと。こういった問題が具体的に目の前に出ているわけでありまして、その取組について、ガイドラインを発出しているのは分かっているんですが、やっぱり競技特性であったり、文化だったら会場をどうするか。それぞれ次長に一言ずつ、それに対する取組をお聞かせください。
この発言だけを見る →
瀧本寛#17
○政府参考人(瀧本寛君) お答え申し上げます。
 スポーツに関しましては、ガイドラインに基づいた再開支援に取り組んでまいりますけれども、各競技種目による特性がございますので、各競技団体によってこれからその競技特性に応じたガイドラインが作られていくと承知しております。
 また、部活動につきましては、学校再開ガイドラインの考え方に基づいて実施をしていただくことになりますけれども、先般、五月十三日に再開に向けたQアンドAを最新のものをお送りしましたが、その中で、部活動を実施する際に大きく五つの観点に立った留意点を示させていただいたところであり、感染防止に十分留意しながら取り組んでいただきたいと思っております。
 以上でございます。
この発言だけを見る →
今里讓#18
○政府参考人(今里讓君) 今先生の方から、芸術、音楽堂等の活動再開に向けて作成されるガイドラインの御指摘がございましたけれども、これは作成する過程でも、例えば席の配置については前後左右を空けるということだけなのか、あるいはそのほかのやり方が感染の拡大防止にあるのかといった議論もなされて、その議論は依然として継続をしているところでございます。いろいろな鑑賞形態もございますし、それに応じて我々も一緒になってその取組に協力をしてまいりたいと思います。
 また、感染症防止対策事業ですとか、あるいは最先端の技術を生かした鑑賞モデル、オンラインですとかバーチャルであるような、そうした構築事業についても第一次補正予算に入れているところでございまして、活動再開に向けた支援、こちらの面からもやっていきたいということでございます。
この発言だけを見る →
赤池誠章#19
○赤池誠章君 聞きましたところ、ラグビーはIF、国際ラグビー連盟がしっかりとしたガイドラインを出してきて、それに沿ってできると。そういう面では、やっぱり格闘技、例えばオリンピック種目の柔道、空手はやっぱりしっかりとした形で統括団体がやっていただくということをしっかり支援をしていただければなと思いますし、会場に関しては、やっぱり会場まで行くのに家族とかカップルとかというような元々接触している方々をわざわざ分けるという発想は変な話でありますから、そういうことも含めてしっかり御検討いただきたいと思います。
 大臣、いろいろ今まで聞いていただきました。このコロナ感染症ということは、まさに世界的な大流行、パンデミックでありますし、我が国の教育、科学技術、文化、スポーツ含めて危機ではありますが、その危機を乗り越えるところに我が国の発展があるのではないかと思っております。改めて、それに取り組む大臣の御決意をお聞かせください。
この発言だけを見る →
萩生田光一#20
○国務大臣(萩生田光一君) これまで政府全体の方針の下、教育機関や研究機関等の関係機関と連携し、学生等における感染拡大防止、児童生徒等に対する学びの保障、調査研究の推進やスポーツ、文化イベントに係る対応等に取り組んでまいりました。
 多くの地域における緊急事態宣言の解除によって、新しい生活様式によりコロナの時代の新たな日常を取り戻していく必要があります。このため、社会全体が中長期的観点からこの新型コロナウイルス感染症とともに生きていかなければならないという認識に立ち、学校再開を見据えた児童生徒等の学びの保障を始め、本日様々な御質疑がございました、御指摘のあった各分野において、義務教育段階の一人一台端末の整備の前倒し、学生等が進学、修学を断念しないための支援、大学病院を始めとした大学の経営支援、新型コロナウイルス感染症に係る研究基盤の強化や研究の加速、スポーツ、文化に関するイベント、施設の安全な再開等の全てについて、関係者の皆様の御意見を伺いながら、社会経済活動と感染拡大防止の両立に向けて、文科省として引き続き全力を尽くしてまいりたいと思います。
この発言だけを見る →
赤池誠章#21
○赤池誠章君 終わります。
この発言だけを見る →
伊藤孝恵#22
○伊藤孝恵君 おはようございます。
 冒頭、大臣に御礼を申し上げたいというふうに思います。
 去る三月十八日の委嘱審査において、二〇二二年の四月、成人年齢の引下げによって、在学中に成年年齢に達する学生が今年四月に入学してくるにもかかわらず、文科省から学校現場へ、生徒指導、進路指導、退学、休学等に係る手続や校納金についての入学前に必要な事務手続があるのかないのか、あるならそれは具体的に何だというような指針が出ていないので、現場が大変困惑していますという旨を述べさせていただきましたところ、大臣から、極めて重要な指摘であり、もっと自分たちも想像力を働かせて、どういう事態が起こり得るのかというのをもう少しきめ細かくしっかりシミュレーションしなきゃというふうに私も思います、新年度を迎える前にもう一度分かりやすくしたいと思いますと御答弁いただきました。
 その言葉のとおり、僅か十二日後の三月三十日、文科省の考え方を詳細に記した事務連絡を全国に発出いただきました。これ、手元に私あるんですけれども、かなり踏み込んだ内容で、いつまでに何をやればいいのかがよく分かるQアンドAでございました。この短い期間でおまとめいただきました御担当者様、御担当部局、それから、これ大臣からの指示があったと伺っております、大臣、本当にありがとうございました。
 さて、本日は、子どもの権利条約三条、子供は権利の主体であり、大人は子供に関わる全ての活動において、子供の最善の利益を第一に考慮しなければならない、この観点から質問をさせていただきます。
 と申しますのも、今回の新型コロナウイルス感染拡大という非常事態の中における政府の対応を見ていると、それは子供の最善の利益を考えてのことなのか、それは子供にどういうふうに説明をしたらいいのか、そう言わずにはいられない施策が横行しております。そして、それは日本のみならず世界的にも見られる傾向であるため、去る四月八日には、国連子どもの権利委員会が声明で、子供の権利を保護するように求めました。
 大臣に伺います。
 子供には、子どもの権利条約十二条にあるように、自分たちに影響を及ぼす全ての事柄について自由に自己の見解を表明する意見表明権があります。この意思表明権の保障は、子供が必要な情報を適切に与えられた上で、自分がどう思うか、自己の見解を形成し、それを表明し、受け止めてもらう、この一連の過程の保障であります。
 しかし、今回、全国一斉休校という大きな出来事について、責任ある大人から十分に説明があったか、その意見を表明する機会を与えられていたか。科学的根拠のない政治判断というものにより、学校で友人たちと学ぶ権利を制限されるに至りました。また、ここに来て、学びの空白期間の遅れを数年掛けて解消だとか、九月入学の検討などの情報が飛び交っております。まだ子供だから分からないだろうというのではないと思うんですね。五歳であったり、七歳であっても、また、もちろん十五歳であっても、子供は学びの主体でありますから、子の教育を受ける権利、条約の二十八条、二十九条にも明記されております。
 そこで、大臣に御提案をしたいというふうに思います。
 三月十四日にデンマークの首相が初めて、コロナ関連で大人の参加を禁じた子供向け記者会見を開いて以降、十六日にはノルウェー、十八日にはニュージーランド、二十日にはスウェーデン、四月五日にはカナダの各国首相が子供たちに向けて記者会見を行っております。韓国でも四月二十九日に担当大臣が子供向け記者会見を行いました。
 内容は、恐怖を感じることは悪いことではないんだと時間を掛けて説明をしたり、医療従事者やエッセンシャルワーカー、そういった方たちの協力の下、みんなの協力の下、社会が形成されている、そういったことを伝えたり、それからさらに、コロナに感染した友人がいるんだけど、もう僕は友人に会えないんだろうかと質問した子供に対して、治療して回復すればまた必ず会えるから、どうか友を仲間外れにしたり避けたりしないで元気付けてあげてと話しかけたり、とても大切な時間だというふうに感じました。これ、日本語の字幕が付いている動画もたくさんございますので、是非大臣、一度御覧いただきたいというふうに思います。
 この子供向け記者会見というのを、この実施を安倍総理に御進言いただく、又は萩生田大臣自ら行っていただく。いかがでしょうか。
この発言だけを見る →
萩生田光一#23
○国務大臣(萩生田光一君) 学校の一斉臨時休業を含め、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けた取組については、通知や事務連絡、QアンドAなどにより関係機関へ周知するとともに、ホームページへの掲載も進めており、学校関係者や保護者へ向けた迅速かつ丁寧な情報提供に努めています。
 一斉休業中も各学校において学校の実態等に応じて登校日を設定したり家庭訪問を行ったりするなど、子供たちの状況把握のためのきめ細かな対応についてガイドラインに示してまいりました。また、各学校設置者からの意見についても随時伺いながらこれからのガイドラインの改訂を含めた取組も進めており、今後とも、学校からの御意見について教育委員会等を通じてしっかり伺い、必要な検討を進めてまいりたいと思います。
 先生の御提案は非常に興味深いことでありますけれども、あらかじめやるつもりはないとか、あらかじめすぐにやってみますと、こういう答えは用意していないんですけれども、一つのテーマとして検証してみたいと思います。
この発言だけを見る →
伊藤孝恵#24
○伊藤孝恵君 大臣はちゃんとこの事務方が書いた答弁書をしっかり読まれるんですけれども、最後それをちゃんと置いて自分の言葉で語られる大臣だというふうに思いますので、子供向け記者会見、費用は掛かりませんので、大臣の言葉で、今、日本の文科大臣として、子供たちの学びの空白に対して自分たちがどういうふうに知恵を絞っているのか、そのときに誰がどんな会議体で話して、それをどんなスケジュールで子供たちに伝えていくのか、そういったことを分かりやすい言葉で伝えていただければいいと思うんです。
 さて、権利条約六条には生きる権利があります。一斉休校により問題が表出したものの一つが経済的困窮状態にある児童生徒の栄養状態の問題であります。学校給食がどれだけ子供たちの小さな体に大きな役割を果たしていたのか、つくづく分かりました。
 先日、認定NPO法人しんぐるまざぁず・ふぉーらむに寄せられた声を聞かせていただきましたが、例えば、子供と食パンの耳詰め合わせ五十円を買って飢えをしのいでいる、子供と水を飲んで過ごしている、おなかがすいたと泣かれても食べさせるものがない。私たち、普通に、じゃ、支援を申請しに行けばいいじゃないかというふうに思うかもしれませんけれども、その方々はその支援を申請しに行く体力も気力も交通費もない、そんなようなことをおっしゃっていました。本当にたまらないというふうに思いますし、こんなことがあってはならないと思いますが、文科省も思いは同じなんだと思います。
 今日お配りしております資料一、御覧ください。これ、要保護児童生徒援助費補助金、学校給食の取扱いについてという三月三十一日付けの事務連絡です。休校中に執行されなかった学校給食費を地方自治体が要保護者に対して支給した場合、当該経費を補助対象経費として計上して差し支えないと書いてあります。また、直接的な支給ではなくても、その財源を活用して昼食費支援をしているところもある旨を、もちろん自治体の裁量に配慮しながら、周知したいという思いの感じる文書です。
 結局、これ自治体ごとの判断になりますので、私も、党、会派や地元の自治体議員、それから首長の皆さんにもお願いをして、この支援を実施してくださる自治体を一つ一つ増やしているところであります。
 これ、大臣、就学援助対象者への昼食費支援というのを漏れなく全国で行うには、やはり国の支援が欠かせないというふうに思います。これから二次補正出てきますから、地方創生臨時交付金の使い道はもちろん、自治体の判断ではあるんですけれども、そこで是非実施してくださいという御案内するだけではもう足りません。
 今、全国で百三十九万人、小中学生の約一五%、六・五人に一人が就学援助を受けていますし、また、家計急変世帯を合わせれば、もっと多くの子供たちがおなかがすいて眠れないという夜を過ごしております。もう一歩踏み込んでいただきたいんですが、大臣、いかがでしょうか。
この発言だけを見る →
丸山洋司#25
○政府参考人(丸山洋司君) お答えをいたします。
 委員の方から、今日、配付資料で三月の三十一日付けの要保護児童関係の補助金の取扱いについて御紹介いただきまして、ありがとうございます。この後、四月以降の部分についても併せて同様の通知を発出をさせていただいております。
 それから、昼食費についての補助制度ということでございますけれども、できるだけ昼食費についても、既存の要保護者に対する給食費の相当に対する支給等、当該補助金もございますので、そういったものを柔軟に執行面で工夫をしていきたいというふうに思いますし、また、さらに、準要保護、これはもう自治体の方に実施をお願いをしている部分でございますけれども、そういった部分についても、この事務連絡と同様に趣旨がありますように、地域の実情に応じた適切な対応をお願いをしていきたいと。
 しっかりとしたそういった支援を現行の制度の中でしっかり取り組んでいきたいというふうに考えております。
この発言だけを見る →
伊藤孝恵#26
○伊藤孝恵君 現行の制度の中で、執行面の工夫で全国の子供たちがおなかいっぱいになる、そういった状態になるんでしょうか。局長、もう一度御答弁お願いします。
この発言だけを見る →
丸山洋司#27
○政府参考人(丸山洋司君) ちょっと言葉足らずでしたが、執行面というか、生活保護、それから要保護、準要保護、それぞれの低所得者世帯についての支援の在り方について、制度面において、今、厚生労働省を始めとする関係省庁とも協議も並行して行っております。
この発言だけを見る →
伊藤孝恵#28
○伊藤孝恵君 大臣、昨日の予算委員会で慶応大学経済学部の竹森教授が、危機のときにいろいろなところで引用されるとして、十八世紀のスコットランドの哲学者、トーマス・リードの言葉を紹介されておりました。鎖の強度はその一番もろい箇所の強度に等しい、なぜなら、その箇所が崩れたら、鎖全体がばらばらになって崩れ落ちるからだとおっしゃっていました。竹森教授は、だから今すべきは、日本社会の弱いところを接合し、守り、何とかすべきだというふうにおっしゃっておりました。
 一番弱いところ、一番何とかしなきゃいけないところ、このおなかがすいて眠れない子供たちではありませんか。大臣、御答弁をお願いします。
この発言だけを見る →
萩生田光一#29
○国務大臣(萩生田光一君) 思いは、先生の御指摘のとおり、私も同じです。
 これ、現場は地方自治体が抱えておりますので、国としてどういうサポートができるのか、先ほど局長答弁しましたけれども、既存のメニューの中で、様々な組合せの工夫の中で充実をさせていくことも可能だと思います。
 いずれにしても、子供たちが空腹で、そして家庭での学びもできない、こういう状況は避けていかなきゃならないと思いますので、関係省庁とも連携しながら対応を考えていきたいと思います。
この発言だけを見る →
← 戻る