上野達弘の発言 (文教科学委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○参考人(上野達弘君) 御質問ありがとうございます。
一点目の国際的な視野で見た日本法の今回の改正ですけれども、特に、やはりリーチサイト対策、これは本当に工夫されたアイデアでありまして、国際的にも注目してほしいなと私もよく思うんですけど、この点については間違いなくそのように言えると思います。
つまり、リーチサイトは対策するんだけれども、リンクという行為について過剰に萎縮しないようにすると。諸外国なんかですと、違法サイトと知りながらリンクを貼るという行為がそのまま公衆送信権の侵害になるというような理解がありまして、ちょっと私は常にそれでいいのかなと思ったりするところがあります。したがいまして、今回の改正、特にそのリーチサイトのところは大変国際的にも注目されるべきものだというふうに思います。
ただ、先ほどからもお話がございますように、二点目に関しますけれども、やはり見るだけの行為とか、あるいはメールで送られてきたものを保存するとか、そういうものには今回は対応していないのだから、やはり海賊版対策として不十分じゃないかという声もあるかもしれません。
ただ、見る行為を違法化するというわけにもなかなかいきませんし、そんな国もございませんし、ほかの対策にどういうのがあるのかということで、もちろん総合的なパッケージということで去年の十月にもその工程表が発表されておりますけれども、そして諸外国にも様々なアイデアがありまして、これまでにももちろんサイトブロッキングを含めていろいろ議論してまいりました。私もヨーロッパにいるときはサイトブロッキングの学会か何かあって、何で日本ではできないんだみたいに聞かれることもちろんあるわけですけれども、やはり日本では様々な形で、今日もいらっしゃいますが、権利者の方とかあるいは通信事業者の方とか、協調して物事を進めていくと、それの方が効果的な場合もあるんじゃないかという気もいたしますので、そうした日本のやり方の特性みたいなものを踏まえながら今後の対策を検討していくのがいいのではないかと考えております。