衛藤晟一の発言 (本会議)

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○衛藤晟一君 新型コロナウイルスの脅威に対し、一刻も早い終息のために懸命に闘っている中で、大変恐縮ではございますが、ただいま、院議をもちまして在職二十五年の永年在職議員として栄えある表彰を賜り、誠に身に余る光栄であり、感激の極みでございます。
 また、関口昌一先生より心温まる御祝辞をいただき、深く感謝申し上げます。
 私は、地方復権、大分にルネッサンスを起こそうと二十五歳のときに大分市議会議員に立候補し、初当選させていただき、市議二期目の途中で大分県議会議員に当選させていただきました。県議を二期務めた後、平成二年に衆議院議員に初当選させていただいて以来、衆議院四期と参議院三期、二十五年余りにわたって国会議員を務めさせていただいております。
 思えば、日本経済が隆盛を極め、ジャパン・アズ・ナンバーワンとまで言われながら、バブル崩壊後は失われた二十年とやゆされるなど、平成は日本の経済が激変した時期であります。一方で、家族や地域社会の結び付きが薄れ、それを補うものとして公的な社会保障への関心が高まった時期であると思います。
 政治状況は、平成五年、私が二度目の衆議院選挙で当選直後に自民党は野党へ転落いたしましたが、一年後に、言わば保革連立政権とも言うべき自社さ政権を成立させ、自民党は与党に復帰を果たしました。この体制が社会保障制度推進の原動力となりました。その後、自公連立政権へと引き継がれ、一般歳出に占める社会保障関連費の割合が二分の一を超すまでに充実してまいりました。
 認知症の急増や介護職の人材不足など、現在の高齢社会には次々に新たな課題が登場していますが、介護保険が果たしてきた役割の大きさを改めて実感しているところであります。
 障害者福祉についても、私が精魂傾けて取り組んできたものであります。平成十八年に障害者自立支援法が施行された際、利用者の一割負担を導入したことや、補助金の単価設定を低くしたため、障害者や家族、福祉事業所関係者から激しい政府批判が起こりました。折しも、第一次安倍政権が発足して間もない頃でした。
 当時、私は落選中の身でしたけれども、安倍総理始め政府・与党と障害者団体との調整に走り回ったことを今でも鮮明に覚えています。その結果、激変緩和策として千二百億円の財源を確保し、危機に瀕していた障害者自立支援法を無事に離陸させることができました。これもひとえに安倍総理始め政府・与党の皆様の御尽力があったおかげでございます。
 第二次安倍政権では総理補佐官として、社会保障のみならず、様々な政治課題に取り組んでまいりました。現在は、少子化対策などの特命大臣として働く場を与えられております。
 言うまでもありませんが、少子化は、現在我が国が直面している最大の国難と言っても過言ではないと思います。昨年一年間で生まれた子供は、推計値で八十六万四千人となっています。現在の水準で出生率が推移すれば、我が国の人口は百年後には四千万人台になると予想されています。経済活動や社会保障に大きな打撃となるだけでなく、急激な人口減少となることは国力の面でも深刻なリスクを抱えることになるでしょう。
 国家全体で、官民挙げて取り組むべき課題であることは間違いありません。微力ではございますが、少子化対策担当の大臣として、身命を賭して取り組んでまいる覚悟であります。どうぞ、皆様方の御協力を承りたく、お願いを申し上げます。
 結びに、長年にわたって御支援いただいた後援会の皆様、私の活動をサポートしてくれた事務所スタッフに感謝いたします。そしてまた、私を健康に産み育ててくれた亡き父母、そして、いつも一番身近で支えてくれた妻、ヒロ子並びに家族に謝意を表し、在職二十五年表彰のお礼の御挨拶といたします。
 本日は誠にありがとうございます。(拍手)

発言情報

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発言者: 衛藤晟一

speaker_id: 29370

日付: 2020-02-14

院: 参議院

会議名: 本会議