安倍晋三の発言 (本会議)
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○内閣総理大臣(安倍晋三君) 東徹議員にお答えいたします。
新型コロナウイルス感染症への対応と地域活性化についてお尋ねがありました。
今回の感染症への対応に当たっては、ピンチをチャンスに変えて未来を見据えた社会変革を一気に進めていく、そうした発想も重要であると考えています。感染防止に当たって三つの密を避ける行動が求められる中で、御指摘のとおりリモート革命が進むと同時に、地方における暮らしの豊かさにも改めて注目が集まっていると認識しています。
こうした中、足下で二十代の若者の地方への転職希望者が大幅に増加しているとの調査もあります。政府としても、地方にこそチャンスがあると考える若者たちの背中を後押しすることで、東京一極集中の是正、地方創生に全力で取り組んでまいります。
道州制と憲法改正についてお尋ねがありました。
道州制は、地方経済の活性化や行政の効率化を実現するための手段の一つであり、国と地方の在り方を根底から見直す大きな改革です。これまでも与党において道州制に関して検討がなされてきたところであり、政府としても、与党と連携しつつ取り組むとともに、今後の国と地方のあるべき姿については、御党の御主張なども含めて建設的な議論を進めてまいりたいと思います。
その上で、憲法審査会の運営については国会でお決めいただくことであり、私が内閣総理大臣としてこの場でお答えすることは差し控えさせていただきますが、御党が憲法改正について具体的な考え方を示し、各論に踏み込んで真摯に議論されていることには敬意を表したいと思います。御指摘の点も含めて、是非、憲法審査会の場において、与野党の枠を超えて活発な御議論をいただきたいと考えております。
消費税率についてお尋ねがありました。
消費税については、急速に高齢化が進む我が国にあって、若者からお年寄りまで全ての世代が安心できる社会保障を構築するためにどうしても必要な財源と考えています。
政府としては、コロナ時代の新たな日常をつくり上げていくその間も、事業と雇用を守り抜いていくため、一昨日、第二次補正予算を決定したところです。先般の第一次補正予算等と合わせ、事業規模で二百三十兆円を超える、GDPの四割に上る世界最大の対策で、この百年に一度の危機から日本経済を守り抜いてまいります。
介護職員の社会的評価の向上についてお尋ねがありました。
急速な少子高齢化が進み、介護を必要とされる方も増加することが見込まれている中にあって、介護分野での人材確保を進めることが大変重要な課題であると認識しております。
そのためにも、議員御指摘のとおり、介護職員の社会的評価の向上を図ることが重要であり、政府としては、介護職員の処遇改善について、これまでも累次の処遇改善を行うとともに、昨年十月からは月額八万円の更なる処遇改善を行うなど、他産業と遜色のない賃金水準に向け取り組んでいるところです。
また、介護現場の生産性を高めるために、ロボット、ICT等のテクノロジー活用を強力に進めていくこととしており、加えて、若年者や子育てを終えた方々、アクティブシニアの方々など、対象者別に介護の仕事に対する理解促進や魅力発信を図る事業も実施しているところです。引き続きこうした取組を進め、介護職員が長く働き続けられる魅力ある職場となるよう、そのための環境整備をより一層推進してまいります。
残余の質問につきましては、関係大臣から答弁させます。(拍手)
〔国務大臣加藤勝信君登壇、拍手〕