森まさこの発言 (予算委員会)

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○国務大臣(森まさこ君) 三宅伸吾委員にお答えしたいと思います。
 まず、二つの問題は明確に分けるべきだと思います。カルロス・ゴーン被告人の国外逃亡、この問題と日本の刑事司法制度の問題については明確に分けて考えるべきだと思います。
 と申しますのは、カルロス・ゴーン被告人が、保釈中に海外渡航禁止という条件を付けられていたにもかかわらず不正に出国したということ、これはどの国であっても不正に出国することは犯罪であります。我が国も入管法の密出国罪に当たり、懲役刑が入っている罪でございますので、これはカルロス・ゴーン被告人が何を言おうと、理由に我が国の刑事司法制度を挙げようとも、不正出国したこと自体の正当化する理由にはなりませんので、これは言語道断であるというふうに申し上げておきたいと思います。
 そして一方で、今様々、我が国の制度について御意見がございましたが、まず入管のことについて申し上げますと、入国それから出国、共に厳しくやっております。一般の皆様が一般旅客機に乗る場合には、入国のみならず出国の場合にもパスポートの審査、そして荷物の検査、保安審査、これは国交省の所管でございますが、こちらもエックス線検査しっかりしております。しかし、プライベートジェット機の場合には、これは国際水準でございますが、入国のときはいたしますが、出国のときは機長判断になっております、なっておりました。
 しかし、今回の件を受けて、我が国は、プライベートジェット機の出国についても全てエックス線検査を荷物についてもするように国交大臣にお願いして、そのように徹底されました。私も、関空、羽田空港に先日見に行ってまいりまして、そういう意味で世界一今厳しくしておるということは申し上げておきたいと思います。
 それから、保釈中の被告人が逃走した場合の様々な問題については、私も記者会見で申し上げましたが、二月に法制審に諮問をして、しっかりと検討してまいるということを申し上げたいというふうに思います。
 今お示しありましたGPSの問題については、これは保釈中ももちろんそうなんですが、その後の問題でも、性犯罪の被害者等からも以前から要望がございましたので、私も非常に深い関心を寄せている問題でございますので、法制審に諮問する前に、すぐに私、大臣室直轄の勉強会を立ち上げて今検討しているところでございます。
 そして最後に、人質司法というお話がございましたけれども、我が国の刑事司法制度はそのように批判されるようないわれはなく、適正な手続、適正な適用が、運用がなされております。しかし、どの国もそうですけど、どの制度もそうですけれども、常にいつでも完璧ということではなく、国民の皆様のそういった御指摘に耳を澄ませ、そして時代の流れに合ったように改革をしていく努力は怠ってはなりませんし、今までもそうしてまいりました。
 ですから、取調べに録画、録音も入っておりますので、もしそこで人質司法と言われるような、自白に誘導するようなものがありましたら、後で全て検証できるようになっております。また、立会いなしに接見することもできます。しかし、これから見直すべきことは見直していくということをしっかり申し上げて、私の答弁とさせていただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 森まさこ

speaker_id: 7644

日付: 2020-01-30

院: 参議院

会議名: 予算委員会