安倍晋三の発言 (予算委員会)
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○内閣総理大臣(安倍晋三君) 新型コロナウイルスが日本を含め世界的な広がりを見せる中、東京オリンピック・パラリンピックについてどう考えるべきかとずっと考えてきたところでございますが、まず、東京オリンピック・パラリンピックは、アスリートの皆さんにとって、また観客の皆さんにとって安全であり安心できるものでなければならない、と同時に、まさにこの国際社会が今大変な悪影響を受けている中において、世界がこのコロナウイルスに打ちかったあかしとして、完全な形でこれは実施をしていきたいと考えてまいりました。中止ということはあり得ないと考えてきたところでございます。
その考え方にのっとって、先日のG7首脳会議においては、人類が新型コロナウイルスに打ちかったあかしとして完全な形で実施したいと述べました。そして、G7の首脳たちから支持を得たところでございます。全ての国のアスリートが万全の準備の下に参加できる安全で安心な大会とする、規模は縮小せずに観客の皆様にも一緒に感動を味わっていただくとの方針の下、その準備を着実に進めていくとの考え方を述べたものであります。
そして、この私の考え方につきましては、昨晩、オリンピックの組織委員会の森会長にもお話をさせていただき、森会長からバッハIOC会長にもお話をしたというふうに承知をしております。
その後、理事会が行われたのでございますが、IOCは、先ほど行われた理事会において、東京大会について、全ての関係者の健康を守り、また新型コロナウイルスの封じ込めに協力するため、今後四週間を目途に大会開幕日の変更も含めたシナリオの検討に入ることを発表したものと承知をしております。
こうしたIOCの判断は、私が申し上げました完全な形での実施という方針に沿うものであり、仮にそれが困難な場合には、アスリートの皆さんのことを第一に考え、延期の判断も行わざるを得ないと考えています。今後、IOCとも協議を行うこととなりますが、トランプ大統領を始めG7各国の首脳もこうした私の判断を支持していただけるものと考えています。もちろん、判断を行うのはIOCでありますが。
なお、中止という、中止は選択肢にはないと、この点はIOCも同様だというふうに考えております。