小熊慎司の発言 (外務委員会)

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○小熊委員 端的に言えば、鷲尾副大臣は、お互いそういうものには踏み込まないと言ったんだから、そのとおり、ちょっとずれがあるように思いますが。
 実際、これは私も丹念に追っかけさせていただいていますけれども、六年間の協議の中で、死刑制度がこの円滑化協定交渉の中で、これが課題になっているのは事実ですよ。鷲尾副大臣がお互い踏み込まないと言っても、これはその交渉の過程の中で議論になっているのは事実でありますし、そもそも、オーストラリア政府は、他国にも死刑制度廃止を訴えていくということを外交方針の一つにしています。だから、これを避けて通るわけにはいかないんですね。
 この死刑制度に関しては国民的議論も必要です。
 不肖私も、同僚の鈴木貴子議員とともに、自民党の河村会長を筆頭に、死刑制度を考える議員連盟というのに参加をさせていただいて、この点についてもいろいろ議論をさせていただいています。
 そもそもは死刑廃止議連というのだったんですけれども、これでは議論が広まらないということで、これも鈴木貴子議員の提案でしたけれども、死刑制度そのものを考えるということで、存置派、反対派含め参加をして、国民的議論をして、しっかり日本のあり方を考えていこうという議連でありますし、これはそもそも、死刑廃止議連の会長であった亀井静香元議員と、あと、きょう誕生日を迎えられる漆原良夫先生の御指導のもと、しかも、きょうは創価学会の創立記念日ということで、あと、どうでもいいんですが、ミッキーマウスの誕生日でもあって、二重、三重のめでたい日でありますが、この漆原先生の御指導もあって今の議連があって、深い議論をさせていただいています。
 これは、もっと議論をちゃんと国民に明らかにしていかなきゃいけないと思っています。オーストラリアではこれはすごい話題になっているし、我々も、議連をやっていて、各国から、日本の死刑制度はどうなっているんだと。先日も鈴木貴子議員と一緒にフランス大使館に行って、EUの各国の大使館員と、外交官と、議論を交わさせていただいてまいりましたけれども。
 また、昨年、ローマ法王が来られた際もさまざまなコメントを残していっているところであり、今回の円滑化協定の中で死刑制度の扱いをどうするかによって、日豪だけの間ではなくて、まさに死刑制度の廃止を求める国が、同じように何かをやるときに、これもこういうふうにしてくれということに波及していく重要な交渉課題であるわけです。
 ある意味、日本は先進国で、非常に尊敬される国でもありますが、国際的には、この点に関しては非常に先進国的でない、人道的でない、前近代的な国家というような評価も得ているところであります。
 ちょっと立ちどまって、この死刑制度があることによって、今回、この交渉が難航しているのも、死刑制度があることで難航しているというのも事実ですから、こういった部分について、存置しているということに関して国際的に厳しい目を向けられているということに関しての、外務省としてはどのような自覚を持っているのか、お聞きいたします。

発言情報

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発言者: 小熊慎司

speaker_id: 18041

日付: 2020-11-18

院: 衆議院

会議名: 外務委員会