中谷元の発言 (憲法審査会)

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○中谷(元)委員 今、小林委員、山尾委員の意見で、緊急事態の対応について意見が出されましたけれども、今コロナウイルスが感染拡大で、特措法の改正の検討をしております。
 しかし、例えば、飲酒店の営業の停止、制限、感染者の旅行、通学通勤など、外出禁止、行動禁止ができますか。国が地方に命令して統制、制御する権限を、やはり憲法でその手続を明確にしておかなければ、しっかりとした法律の審議にならないのではないでしょうか。
 自民党は、大規模地震など異常で大規模な災害が発生した場合の特例として、国会議員の任期延長や政府の権限を一時的に強めることを目指しておりますが、これはあくまでもたたき台でありまして、それぞれの党が憲法の改正や必要性について今議論すべきでございます。
 例えば、地方に保健所がありますが、これは公衆衛生上、営業許可や国民の行動を禁止することができます。しかし、実際はそれが行われていない。これは、やはり憲法でその権限が明確でないためであります。
 例えば、災害のときに、一番強い避難措置は、地方自治体の避難指示が強い情報で、避難命令というのはないんですね。こういった避難においても、残念ながら避難命令という避難情報は出せません。それは法律にないからです。
 こういう形で、こういった緊急事態における手続については今こそ議論すべきことでありまして、これと同時に、平和安全法制も成立してから五年間、あれだけ真剣に集団的自衛権とか、また自衛隊の対応も議論しました。その後、ぷっつりやまっておられます。野党の皆さん、あのときの熱気と憲法への問題意識は一体どこへ行ったんでしょうか。憲法九条は、やはり戦後から多く変遷を遂げて現在に至っておりますので、まさにこの憲法審査会において、この憲法九条も含めてしっかりと議論すべきことではないかと思います。
 それからもう一点、参議院の定数是正。これはますます厳しくなってきておりますが、私のいる高知県とか徳島は合区になってしまって、大変支障が出てきております。
 今後、こういったことも踏まえてこの問題も議論しなければなりませんが、やはり憲法というのは検討すべき項目がたくさんあって、国民の理解を進めるためにも、やはりここでしっかり議論をする。これから国会閉会中、次の国会までお休みになりますが、思考停止をしていていいんでしょうか。やはり閉会中であってもこういった緊急の問題については議論をし、そして、この国民投票法も、本日で委員会は終わりますけれども、来国会で結論を得るとなっておりますので、ぜひ、幹事会の中で各党の協議の場をつくって閉会中でも協議をして、真剣にこの問題に対応できるように、各委員会の場で議論できるように求めたいと思います。
 ありがとうございました。

発言情報

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発言者: 中谷元

speaker_id: 2715

日付: 2020-12-03

院: 衆議院

会議名: 憲法審査会