村井英樹の発言 (厚生労働委員会)

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○村井委員 ありがとうございます。しっかりリスクコミュニケーションをとっていただければと思います。
 その上で、ぜひ皆さんにも想像してみていただきたいんですけれども、新型コロナワクチンが確保されて、いよいよ接種の開始段階になったと想定をしてみますと、その際、しっかりリスクコミュニケーションも行うし、副反応に関する状況なども適切に国民に伝えていくことは重要なんですけれども、それをしっかりやったとして、百万回以上のワクチンを、はい、どうぞという形で全国で接種を始める、こういう大規模に当初届いた分を百万回分以上をがっとスタートすると、ワクチンの特性上、必ず数例は副反応が出てきます。重篤なものも中にはあると思います。その場合、先ほども申し上げましたけれども、メディアの取り上げられ方いかんによっては、どんなにしっかりやっていても、国民の間に科学的根拠に基づかないような不安が広がってしまうおそれがあるんじゃないかなと私は大変危惧をしております。
 先ほど橋本前副大臣の質疑でもありましたとおり、リアルタイムでしっかり透明性を持って副反応疑いというのをなるべく早くあぶり出してきて、そして対応していくというのはもちろん重要なんですけれども、とはいえ、必ずその評価には時間がかかるわけです。そうなると、メディアの報道の方が圧倒的に早いですから、そのときに、ここではこんなことがあった、あんなことがあったということが始まると、なかなかそれを説得していくというのは難しいんじゃないかなと思います。
 例えば、米国での治験をベースにしたワクチンが届いてそれを使っているとして、言われそうなこととしては、米国での治験で示されたデータよりも日本人はよりリスクが大きいんじゃないかとか、米国での治験はこうこうこういう前提があったとかいうような話がうそか本当か広がって、日本人は当該ワクチンを打たない方がいいなどの声が広まるおそれもあるんじゃないかなと思います。
 また、逆に、本当に問題の多いワクチンだったとしても、現行の副反応疑い報告制度ではマクロ的には状況把握に時間がかかってしまいますので、エビデンスに基づいて本当に問題だとなったときには、短時間で多数の人にやっていますから、健康被害が広範囲に広がってしまう、そういうリスクもあるんじゃないかなと思います。
 そこで、あくまで私の個人的提案ですけれども、大規模に接種を開始する前に、例えば一万人なら一万人に試験的、先行的に接種を実施をして、一定期間様子を見た上で、その一万人に対して抗体検査を実施をするなどして副反応の頻度だとか有効性というものを明らかにして、まず一万人やったら、日本国内で、こういう結果でしたということを国民に周知をしていく。これは非常に有益なんじゃないかなと思います。
 そうすることで、その後、百万回分以上の大規模接種を行った際に数例副反応が出てきたとしても、いや、一万人だったらこうでしたといったようなことで、数字は例ですけれども、自信を持って科学的に説明できるし、国民の理解も得やすいし、メディアに対してもリアルタイムで反論ができていくといったようなこともあるんじゃないかなと思いますけれども、厚労省の見解を教えていただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 村井英樹

speaker_id: 12022

日付: 2020-11-13

院: 衆議院

会議名: 厚生労働委員会