生川浩史の発言 (文部科学委員会)
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○生川政府参考人 お答えいたします。
革新的な原子炉の研究開発の関係でございます。
文部科学省では、カーボンニュートラル実現への貢献も見据えて、革新的な原子炉として国際的な関心が高まっております、今委員からも御指摘がありました高温ガス炉の研究開発等を推進しているところでございます。
高温ガス炉は、冷却材に水を使わないことで水素爆発が起きないなどのすぐれた安全性を有するとともに、今御指摘がございましたように、九百五十度という高い熱を取り出せることから、発電のみならず水素製造などの多様な熱利用が期待される革新的な原子炉でございます。
我が国では、原子力機構において、高温ガス炉の実験炉であります高温工学試験研究炉、HTTRを活用した研究開発等を通じて、高温ガス炉の安全性や水素製造などの多様な熱利用に関する世界有数の知見を獲得してきたというところでございます。
近年では、国際協力の取組も推進をさせていただいておりまして、特に、エネルギー供給の大部分を石炭等に依存をし、高温ガス炉に高い関心を持っていらっしゃるポーランドとの研究協力を実施させていただいております。
二〇一七年に両国の外相間において締結をしました戦略的パートナーシップに関する行動計画において、高温ガス炉技術の研究開発に向けた協力を奨励することが明記をされ、これを受けて、昨年九月には、原子力機構とポーランドの研究機関との間において、具体の研究協力を行うための実施取決めを締結するなど、協力を強化してきているところでございまして、これらの取組を通じて、我が国の高温ガス炉技術の国際競争力の強化に向けて取り組んできているところでございます。
また、高温ガス炉の研究開発に加えまして、文部科学省においては、大学や原子力機構等における、革新的な原子力システムの実現に向けた基礎基盤研究の推進や研究基盤の維持強化に取り組んでいるところでございます。
今後も、カーボンニュートラルへの貢献も見据え、原子力イノベーションの実現に向けた研究開発にしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。