逢坂誠二の発言 (予算委員会)
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○逢坂委員 午前に引き続いてやらせていただきます。
日本学術会議の問題、午前中やらせていただきましたが、設置目的からも拒否の理由は言えない、あるいは、総理の責任の面からも拒否の理由は言えないと。この答弁を聞く限り、今回の任命拒否が消極的とは言えず、かつ、恣意的ではないとも言えない。私から見ると、人事権、任命権を濫用している可能性が極めて高い、違法である可能性を強く指摘をしたいと思います。
その上で、ちょっと別な話題です。
総理、少子化、この問題、がっちり取り組みましょう、少子化。少子化の問題に取り組むことは、日本の社会全体にとってプラスになることです。
一番日本で子供が生まれていたのは一九四九年、二百七十万人。去年、八十六万五千人。もう三分の一も生まれないような状態になっています。少子化の問題に取り組むというのは非常に大事なこと。
それで、今回、不妊治療に取り組むなんというのも非常にいいことだと思います。我々ずっとそれを指摘していました、不妊治療をしっかりやろうじゃないかと。少し遅きに失したかもしれないけれども、総理、やるというのはいいこと。幼稚園、保育所をつくるのもいいこと、医療費の無償化をしたり授業料の負担を減らしたりするのもいいことだと思っています。
ただ、問題があるんですね。実は、結婚したカップルが産む子供の数というのはこの五十年ぐらい変わっていないんですよ。大体二人なんですね。一九七〇年代の前半から大体二人で推移してきているんです、結婚したカップルが産む子供の数は。
だから、なぜ子供が減っているのかというと、実は結婚しなくなっているんですよ。結婚の一番数が多かったのは一九七二年、百万件程度。ところが、二〇一八年、五十八万件。結婚が半分ぐらいに減っているんですね。ここがやはり問題なんです。
それで、結婚できない、望んでいるのに結婚できない人がいるというのが日本の少子化の大きな原因だというふうに私は思っています。これは京都大学の広井良典先生も著書の中で紹介されているわけです。
それでは、なぜ、総理、結婚できないのか。結婚できないのか。質疑時間が短いので私の方から言いますけれども、お手元のグラフを見てください。
実は、収入、所得を見ると、年収によって婚姻率が明らかに違っているんです。年収が高ければ結婚率が高い、年収が低ければ結婚率は低いんですよ。だから、年収をどうするかということが非常に大きな問題なんです。
だから、生まれた子供の応援をする、子育てをしやすい環境をつくるということも非常に大事なんですけれども、子育てをしやすい環境をつくるということは結婚できる人に対するサポートですから、結婚できない人にどうやってサポートをするかというのがこれから非常に大事なポイントになると思っています。
年収と、もう一つ相関関係があるのがある。それは次のグラフなんです。非正規と正規雇用でどれほど婚姻率に差があるかということです。正規の方は約六割結婚できる。ところが、非正規の方、一五%程度しか結婚できない。こういう実態になっているんですね。
だから、非正規をどう解消するか、若者の雇用をどう安定させるか、それから若者の収入をどうやって将来見通しのあるものにしていくかということが少子化では非常に大きな取組になるというふうに私は思っています。
一方で、非常に残念なことがあるんですが、総理の経済ブレーンというふうに言ってよいかもしれませんが、竹中平蔵さん、先日のテレビ番組でこんなことをおっしゃっているんですね。
正規雇用と言われるものはほとんど首が切れないんですよ。首を切れない社員なんて雇えないんですよ、普通。それで非正規というのをだんだんだんだんふやしていかざるを得なかった。こういうことを竹中さんがおっしゃっているんですが。
総理、まずお伺いします。
少子化対策を考える上でも、私は非正規を正規に転換すべきだというふうに思うんですが、総理のブレーンである竹中さんの言うとおり、総理はこれから非正規をふやすという方向でしょうか。それとも、非正規をふやすことは少子化のアクセルを踏むことになりますから、非正規をふやさない、何とかしたい、そういう思いをお持ちでしょうか。