岡村肇の発言 (議院運営委員会)
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○参考人(岡村肇君) 御指摘のとおり、近年では自然災害や感染症など事前に予測困難な事態が増えておりますので、それに対応するための予算については、緊急性と不確実性の中で作成、策定される場合があるものと思われます。新型コロナウイルス感染症対策についても、多額の補正予算が計上されているところでございます。
会計検査院としては、執行された、今後執行される予算につきまして、合規性はもちろんのことでございますが、事業がより少ない費用で実施できないか、あるいは同じ費用で大きな成果が得られないかという経済性、効率性の観点、あるいは、事業が所期の目的を達成しているか、効果を上げているかという有効性の観点といった多角的な観点から検査を実施していくことになると思われます。
会計検査院が検査を行うに当たって、この緊急の対応が求められる中でどれだけの対応が可能であったのかということには留意する必要があると考えているところでございます。緊急の対応が求められるため事前に精緻に検討していくことに限界がある、一方で、当局において事後の検証やそれを踏まえた見直しを行うということが重要になると考えられます。
したがって、会計検査院といたしましては、一定の制約がある中であっても、事前にここまでは検討しておくべきであったと言えることは何かという点に着眼いたしますとともに、事前の検討が困難であるというものについては、執行開始後に適宜検証され、見直しが行われているかといった点に着眼して検査をしていくことになると考えております。
検査に当たっては、各事業等の実施に緊急性が認められる、求められているということを留意するとともに、政府の取組方針や動向等を注視しつつ、状況に応じて機動的、弾力的に検査を行っていくことが必要であると考えております。