江島潔の発言 (経済産業委員会)
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○副大臣(江島潔君) まず、この二〇五〇年カーボンニュートラルという菅政権が今回掲げた政策でありますが、この実現に向けましては、温室効果ガス排出の八割以上を占めているエネルギー分野の取組が特に重要であると考えております。
一方、その実現というのは決して簡単なことではございません。日本の総力を挙げての取組が必要となっております。実際に、EUやイギリスでもこのカーボンニュートラルの実現に向けて原子力の利用を前提としているのが現状でございます。日本では再エネ、原子力など使えるものを最大限活用するということを考えておりまして、あわせて、水素など新たな選択肢も追求することが大変重要ではないかと思います。
その上で、原子力発電所についてでございますけれども、これは、原子力規制委員会が世界で最も厳しいレベルの新規制基準に適合すると認めたもののみ、その判断を尊重して、地元の理解を得ながら再稼働を進めているというのが現在の政府の考え方でございます。あわせて、この安全性の向上というものは、これは絶えず追求していかなければいけないと考えています。したがいまして、この原子力のイノベーションというものも大きな政策課題というふうに考えています。
従来の軽水炉の安全性向上というのは、これはもうもちろん取り組んでいるわけでありますけれども、あわせまして、現在、米国、欧州、また中国やロシアといった諸外国も様々なこの原子力の安全性向上や新規原子力の開発に取り組んでおりますので、これらの諸外国の取組もしっかりと踏まえながら、様々な革新的原子力技術の開発を日本の場合には民間の創意工夫等も生かしながら進めていきたいと考えます。
また、水素でありますが、これは新たな選択肢として日本にとって大変重要であると考えています。その利用を進めるためには幾つか課題がありまして、まず、この供給コストを低減をしていくこと、あるいは需要の創出をつくっていく、こういうことがこの水素エネルギーの活用増大のためには必要であります。したがいまして、新たに水素の利用が見込まれる産業部門において、幅広いプレーヤーを巻き込みながら、最先端の技術開発あるいは社会実装に向けて取り組んでいきたいと考えます。
今後、この二〇五〇年カーボンニュートラルという大目標を目指す道筋につきまして、エネルギーの安定供給という重要な課題をしっかりと確保しながら、経済と環境の好循環をつくり出していけるよう、集中的に議論していきたいと考えます。