大野泰正の発言 (国土交通委員会)

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○大野泰正君 大臣、ありがとうございます。
 本当に、今のメッセージは、非常に地元にとって、担い手の皆さんにとって大変温かいメッセージであり、力強いメッセージであったと思います。多くの方にこれを伝えさせていただき、また、しっかりとした予算取りのため、みんなで頑張っていきたいと思います。
 それでは、次に入らせていただきます。
 一方、国土強靱化のためには、必要な場所に必要なインフラを整備することは、当たり前ですが極めて重要なことであります。このインフラ整備の実施に当たっては、事業採択段階で公共事業評価を行うこととされています。
 事業評価に当たっては、災害時においての人命や物資の輸送を確保する機能や過去の災害発生状況など、様々な要素を勘案して評価を行うこととされていますが、実態としては、BバイCによる評価が大きな影響を占めているのが現状であります。このため、地方の特に中山間や辺境の地では、インフラについてのBバイC評価は低くなり、切捨てになりがちです。こうしたBバイCの計算には人口が大きく影響しますが、大規模災害や感染症への対応、分散型社会の構築といった今日の社会変化を反映させ、公共事業の必要性を適正に評価するには、現状のBバイCによる評価は既になじまないのではないかと考えます。
 例えば、強靱な国土づくりには日本海と太平洋をつなぐ大動脈をつくることが大切なことは、東日本大震災のときに命をつないだ物資輸送でも明らかです。
 具体的な事例としては、中部地域において一宮西港道路という東海北陸自動車道の南進部を名古屋港まで直結させることによって、太平洋と日本海をつなぐ強靱な大動脈を完成させることができます。このワンピースがはまれば、東海北陸自動車道を始めとする名神高速、新名神、中部縦貫自動車道、東海環状自動車道、東名高速、中央自動車道、北陸自動車道などが災害に強い高規格道路で結ばれることになります。このことは、日本海と太平洋をつなぐ大動脈というだけではなく、本州全体の高規格道路と港湾の結節が可能になり、経済効果はもとより、災害時の本州全体の安心、安全に寄与します。
 しかしながら、このことは、日本地図を大きく広げて見なくては分かりません。このワンピースの大切さは、本当に、ともすれば愛知県の環状道路のワンピースにしか見えなくなってしまうのも事実であります。本当に重要で効果的なワンピースであることを見落としてしまうかもしれません。
 アフターコロナを見据えた新たな日常に対応した強靱な国土をつくり上げるためには、今のBバイCが中心の評価では正確な評価ができないことは明らかです。公共事業の評価は現在BバイCに偏り過ぎており、本当に必要な事業を見極め進めていくためには時代に即した思い切った改善が必要と考えますが、大臣の御所見を伺います。

発言情報

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発言者: 大野泰正

speaker_id: 6985

日付: 2020-11-26

院: 参議院

会議名: 国土交通委員会