麻生太郎の発言 (財政金融委員会)

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○国務大臣(麻生太郎君) これはもう上田先生御指摘のとおりでして、今言われたようなものはやっぱり、そうですね、一九八九年の十二月に株価が三万八千九百十五円付けて、翌一九九〇年代から次第に落ち始め、赤字公債の再発行を始めたのが九二年、そして、御存じのようにアジア通貨危機が九七年で、北海道拓殖銀行倒産、三洋証券、山一証券倒産、翌年には、そうですね、長期信用銀行なんてのも倒産して、ばたばた金融というものが倒れたのが九七年、八年。あの頃から考えてみますと、もういわゆるデフレーションというものが、やっぱり一九三〇年代末以来やったことがないデフレーションによる危機というのが日本に起こったんだと思います。
 これが一番、一番大きな原因は多分これ、加えて人口減とかいろんなものがあるんだとは思いますけれども、このときの対応を間違えたのがはっきりしていると思います。デフレにもかかわらずインフレ対策やったりしたわけですから。日銀は金融を引き締めましたし、政府もいわゆる景気拡大じゃなくて財政均衡の方に走りましたし、いろんな形でこのデフレーションのときの対応を間違えたのが今日まで後を引かせるような大きな原因だったと思っていますが、幸い、この七、八年間、デフレからの脱却ということを目指してやらせていただきまして、おかげでデフレではなくなったというところまでは来たんだと思いますけど、デフレの中での経済成長というのに関しましては、なかなかさようなわけにはいかなくて、まだ今、低迷期にあるんだと思いますが。
 これ、このままほっとくとどうにもなりませんので、基本的に今、上田先生言われるように、何らかの刺激が要る。研究開発費もそうでしょうし、いろんな意味での、特区の話もあるでしょうし、いろんな意味で、グリーンというか、いわゆるゼロ、排気ガスゼロとか、そういったようなものに対する研究開発というようなものが新しいものを生み出しますでしょうし、自動車の排気ガス規制のときだって、日本の自動車産業アウトになると言われたら、結果として日本の自動車産業だけが排気ガスをクリアしましたし、そういったようなことがありますので、我々はそういったようなものを考えて、きちんと対応していかにゃいかぬと。今までどおりでやっていくと同じようなことになりかねぬという御心配は正しいと思います。

発言情報

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発言者: 麻生太郎

speaker_id: 17218

日付: 2020-12-01

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会