郡司彰の発言 (農林水産委員会)

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○郡司彰君 それと、これは余計な一言なのかもしれませんが、歴代の大臣の中には、自給率もっと上げるためにしっかり具体的な施策をという話をすると、あれは目標の数字だからというような答弁をいただいたこともありました。やっぱり本気で自給率、例えば四五ならば、結果としてはともかくとして、こういう計算でこういう形でということをやっぱりきちんと訴えていただかないと、それはやっぱり通じるものが通じないのではないかなということで、これは余計な一言でございました。
 次に、前回、EUと比較をさせていただきましたが、今回、この前、舟山さんの聞いていてアメリカもいいなと思って、アメリカにしました。
 基本法、農業法ですね、これアメリカも大体五年ごとに作られるわけであります。今回といいますか、二〇一八年に作られた。その中の農業プログラムというものがありますけれども、農業プログラムは一階建て、二階建てで、一階建ては販売支援融資というような形になります。二階建てに不足払いというのと、それから収入ナラシというふうな形になっていて、以前は五年間の農業法が始まるときに農場は選択をして、収入ナラシか不足払いかどちらかを選択する。ところが、トランプさんのときになって、毎年選び直していい、選択していいということになったものですから、大変農場の方々はハッピーな感じになりました。しかも、この間、市場と不足払いのところの数字が高値で安定をしておりましたので、幅が少なくなっていた。トランプさん、これを見て、上に一五%引き上げました。ですから、不足払いの方を選択する人たちにとっては、ちょっと見えないかもしれません、V字で農家の収入が、済みません、資料、予算の関係で配っておりませんが、V字で増えております。
 それと同様に、もう一つ、この間問題があったのは、対中国との関係でトランプさんがいろんなところで関税を掛けました。中国は報復して農産物に関税を掛けるようになりました。何だ、どうするんだというときに、この農業プログラムとは別に、貿易緩和、支援のプログラムを農商務省が作って、百二十億ドル、日本円にすると幾らなのか、後で林先生に聞いてみたいと思いますけれども、大変な額を、これは形の上では、大統領制ですから仕組みが違うので、農商務長官が日本で言う財務大臣から借りて行うというようなことでありますから、大変トランプさんの下でいえば、農家の方々は、トランプさんはすてき、この人がもう一回やってくれるのが一番いいと、私もアメリカの農場主だったらば思うような施策をやっているんですね。
 これがその日本の基本計画と違うところで、でき上がった農業法には先ほど言った一階建て、二階建て、農業プログラム、額も含めてもうその時点で決まっているんです。ですから、関心を持つしか手がないというか、当たり前にする。
 例えば、EUでは、この前も言いましたけれども、環境支払というのが所得補償のほかにもう一本あります。環境支払は、いざというときの食料安全保障のために、その農地の五%が草地として確保されていなければ環境支払は行わない。つまり、今もう畑で小麦作るのはやめているけれども、いざというときにはそこは小麦を植えられるような畑にすぐ転換できる、そのための草地、ふだんは牛の餌になってももちろんいいけれども、そういう食料安全保障とセットでみんな農業法は作られているんですよ。
 それからすると、この日本の基本計画というのは、関係ないとは言いませんよ、それぞれ項目ごとに毎年予算が付くのでありますけれども、これが変わったから、さあ、これ一生懸命読んで選ばないと間違うかなというほどの関心を持っていない。
 私は、この辺も含めてこの機に改めてはいかがかなというふうに思いますけれども、もう作ったばっかりですからあと五年後になりますけれども、やっぱりそういうことをコロナに経験した後の考え方として取るべきではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。

発言情報

speech_id: 120315007X00320201124_036

発言者: 郡司彰

speaker_id: 23530

日付: 2020-11-24

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会