上野通子の発言 (文教科学委員会)

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○上野通子君 ありがとうございます。よろしくお願いします。
 次に、遠隔でつながるオンライン教育について質問いたします。
 学校のICT環境を積極的に活用して指導形態の一つとしたものがございますが、それがまさに、つながる、つなげる教育である遠隔教育です。これは、本来、外部の専門人材の知見を取り入れて、教育の質の向上を図る有効な手段とされております。
 私が副大臣のときに、遠隔教育が大変充実している対馬の小学校を視察させていただきました。そのときは配信側の指導者は地場の漁業の若手の経営者だったんですが、とてもいい、深い話や、質問に対して積極的に答えていただいたりと、画面を通して受け手側の子供たちと非常にいい授業をされていました。
 子供たちも興味を示して集中して授業を受けていたわけですが、そのときに、受け手側となる教師のコーディネート的な役割がこれは重要であると大変実感しました。途中、映像が乱れたり、音が聞き取れなくなったこともございましたが、うまくフォローしながら、授業が中断することもなく、また子供一人一人のチェックもできて、つまずきのある子供たちもいましたが、それをしっかりと支援していたのがまさに個別指導に当たっていた教師でございます。まさにこれが配信側の指導者と受信側の教師のチームプレーであると私は実感しました。
 もちろん、相手の配信側にカリスマ教師が登場するときもあるでしょう。でも、どんなに優れた専門家が配信側にあったとしても、受信側にいる子供たち一人一人の個別指導や協働的な学習へのサポートや途中の映像音声のハプニングなどは、受信側に教師がいてこそ授業が止まらずにスムーズに対応なされるのだと思います。
 そこで、受信側の教師を不要とすると、せっかくICT環境が整備され、学校現場の遠隔授業をしたとしても、子供たちの学びの質は下がってしまうおそれがあります。また、これでは対面とデジタル化のハイブリッド化ではない教育になる可能性もあります。
 現在、規制改革推進会議では、オンライン教育の実施要件について議論されていると承知しておりますが、もし受信側の教室に教師がいる必要がないということになると、子供たちの学びの質の低下を招くことになるのではないでしょうか。この点について、受信側の教師は必要でないと思われるのでしょうか、どうなのでしょうか。内閣府の所見をお伺いします。

発言情報

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発言者: 上野通子

speaker_id: 25914

日付: 2020-11-17

院: 参議院

会議名: 文教科学委員会