本多平直の発言 (安全保障委員会)
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○本多委員 機会がありましたら、菅総理にもお伝えをいただければ幸いです。是非よろしくお願いします。
それでは、予定の質問に行きたいと思うんですが、まず、岸大臣、私の今日の問題意識の一番目は、大体五兆円弱、毎年伸ばしていることの是非は今日はしませんが、この限られた防衛予算をちょっとミサイル防衛に偏重して配分をする傾向が強まっているんだけれども、これは本当にいいのかということを議論をしたいと思います。若干、通告は細かい話をしていたんですけれども、その細かい、射程がどうとかという話をするよりも、ちょっと大きく、本当にこれでいいのか、今ちょうどイージス・アショアが中止されたタイミングでこの問題を考えるべきじゃないかという問題意識で議論をさせていただきたいと思うんですね。
実は、安倍前総理の九月十一日の談話を改めてじっくり読ませていただきました。私、先入観があったので余りちゃんと読んでいなかったんですけれども、きちんと読んだら相当私と認識が一致する点もあったんです。
それは、安倍前総理の問題意識は、北朝鮮の高度化された技術がより既に高度化されて非常に迎撃が難しくなっているということを正直にお認めになっているわけです。それを総理談話という形で出すというのは、ある意味大きな決断だったと思うんですよね。かつ、それが射程の長いミサイルに応用されることも懸念されております、そしてさらに、迎撃能力を向上させるだけで本当に国民の命と平和な暮らしを守り抜くことができるのかと。非常に真剣な問題意識で、ここから後が僕は違うんですが。
ここまでのミサイル防衛、今まで頑張ってきたし、私も実は、イージス艦に積んでいるミサイル防衛、これは一定必要だと。アショアはちょっとやり過ぎじゃないか、場所もおかしいんじゃないかということで議論してきましたけれども、今、海上自衛隊の皆さんが頑張っている、イージス艦でやっているようなミサイル防衛を決して否定してこなかったのは大臣にも御理解いただけると思うんですが、ここは一度立ち止まって、しっかり、今いろいろな議員からも指摘があるように、中国の東シナ海での動きなど、我々が真剣に対処しなきゃいけない、重点を置いて防衛費をかけなきゃいけない分野があるんじゃないか。
それから、予算委員会でも議論しましたけれども、残念ながら、三年前に指摘したトイレットペーパーの問題一つ、まだ若干解決できていなかった。さすがに岸大臣の任期中にはしっかり解決してもらいますけれども。一方では、私はあくまでトイレットペーパーは一番分かりやすい例として、こんなのはひど過ぎるじゃないかと言っていますけれども、もうちょっと言えば、訓練の弾薬が足りないとか、それから、発射装置は買ったけれども、なかなか予算が下りなくて、撃ち落とすためのミサイルがそんなに数がそろっていない、古くなった飛行機はなかなか改修が進まない、こういういろいろな問題があるわけです。
その中で、ミサイル防衛にだけ、北朝鮮はどんどんどんどん技術を進化させて、我々、幾らお金をかけてもなかなか迎撃が難しく、あちらは簡単なわけですよね、どんどん攻撃するだけの兵器ですから。それを撃ち落とすのを後追いで開発をしていくことの非常に難しさ。
だから、ここにこれからも、つまり、今皆さんが検討している代替策、イージス・アショアの代替策というのは、総経費、大きく見積もれば、当然五千億を超えて、一兆円という話さえあるような巨額のものであります。
この細かい数字は今は分からないということになるので、水かけ論をする気はないんです。ただ、本当にこれ、ちょっと大きな話として、ミサイル防衛というものを、一定のものを持つこと、持ち続けることを否定はしませんが、この先も、ここにのみこの巨額な資金を投じていくという日本の在り方、いかがお考えでしょうか。