渡辺周の発言 (外務委員会)
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○渡辺(周)委員 そういう現状が今あるという中で、説明を受けた、私が党のヒアリング等でも、外務省の事務方からも資料をもらって話を聞きました。
日本側が言ってほしいことは大体網羅されたんだというふうにおっしゃっていましたけれども、例えば、国務長官と国防長官が最初の訪問国に、いろいろ、ヨーロッパとかもあったんだけれども、日本を選んだ。そして、報道されているところでは、来月に総理が訪米する、対面で会う首脳会談は日本が初めてというふうに言われていますけれども、日本への厚遇を私は決して手放しで喜ぶだけではいけないと思うんですね。これは逆に、アメリカ側が求める日本の役割と責任の拡大につながっていくだろうというふうに思います。
そこで、この共同発表の中に、日本は国家の防衛を強固なものとし、日米同盟を更に強化するために能力を向上させることを決意した、米国は、核を含むあらゆる種類の米国の能力による日本の防衛に対する揺るぎないコミットメントを強調したというふうにあるわけでございます。
トランプ政権時代に当時の国防長官が、二〇一九年の八月、エスパー国防長官が、いわゆるINF条約が失効した、その直後にアジアを訪問して、アジア各国にこの中距離弾を配備することを検討と。幾つかの報道の中で、アメリカ領グアム、あるいはフィリピン、あるいは幾つかの国が挙がる中で、オーストラリアとか、日本も可能性があるんじゃないかということが言われました。
あわせて、つい最近ですけれども、三月九日、上院の軍事委員会でインド太平洋軍のデービッドソン司令官は、台湾への脅威はこれから六年以内に明らかになるだろうというふうに証言をしているわけなんですね。七月に中国共産党は党創立の百年を迎える。そして、これまでも、台湾は核心的利益だ、習近平国家主席は、あるいはその執行部は、統一に野心を燃やしている、これはずっと言われてきたわけです。
そこで、この日本の防衛に対する揺るぎないコミットメントの中で、トランプ時代に言われた、敬称略で言いますけれども、このいわゆるINFの失効、これに伴って、実は、アメリカとロシアが開発や保有をしなかった間に、中国の中距離ミサイルが、中距離ミサイルだと射程五百五十キロから五千五百キロ、この中距離ミサイルで圧倒的な優位に立ったという中で、これまでの、まさにINFが冷戦終結のシンボルだった、あのINFの失効が今度は逆に新冷戦時代の到来という象徴になったと指摘されることもある。
そこで伺いますけれども、アメリカの対中国戦略あるいは台湾防衛の可能性から、いわゆる中国の作戦遂行の抑止戦略としてアジアにミサイルを配備する、あるいは、日本に失効を受けて開発が始まったアメリカの中距離弾を配備する可能性、こういうことは、大臣、いかがお考えでしょう。